コカ・コーラといえば世界中どこに行っても、どこの店やレストランにも必ず販売されており、世界中で毎日飲まれている国民に欠かせない飲み物ですが、コカ・コーラ社のホームページによれば、同社のドリンクは毎日22億杯飲まれているとのことです。年間ではなく毎日です。そして簡単には覆すことのできない圧倒的なブランド力があり、新規参入者が対抗しようとも思わない競争優位性があります。https://www.coca-colacompany.com/about-us
コカ・コーラが22億杯飲まれている凄さ
そして更に凄いことは、コカ・コーラの値段を例えば日本円で10円値上げしただけで、とてつもなく売り上げを増やせることです。10円値上げしたとすると、毎日22億杯×10円=一日220億円となり、一年では8兆300億円現在より売上が増えるのです。
このようにして意図も簡単に売り上げを上げることができる点は、生活必需品、小売などのビジネスの特権とも言えます。例えばタバコ銘柄のアルトリア(MO)、フィリップモリス(PM)なども同じで、タバコの値段を少し上げるだけで売り上げを増やすことができるのです。また、生活必需品のペプシコ(PEP)、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)なども同じです。
コカ・コーラのような銘柄は、何度考えてもこの先覆されることのない圧倒的なブランド力があり、絶対に手放さない自身の持てる数少ない銘柄だと言えます。例えば新規参入者がコカ・コーラに対抗するドリンクを製造販売しようとしても莫大な資金と設備投資が必要であり、すでに国民に馴染みのあるコカ・コーラ、またはペプシコーラを追い抜いてシェアを奪うなど不可能なわけです。
コカ・コーラは国民的ブランド
よく考えてみれば、皆さんの周りにもコカ・コーラ社のドリンクがあって当たり前の生活になっていると思います。例えば映画館のドリンクはコカ・コーラ、バーのカクテルを割る飲み物はコカ・コーラ、野球場、ピザ屋、ファミレス、マクドナルド、コンビニなど、どこに行ってもコカ・コーラだらけです。
そして、これからも国民は家でドアダッシュ(DASH)を使ってデリバリーを頼み、マクドナルド(MCD)やドミノ・ピザ(DPZ)を食べながらコカ・コーラ(KO)のドリンクを飲み、ネットフリックス(NFLX)やアマゾン(AMZN)フォックス(FOX)、ウォルト・ディズニー(DIZ)などの番組、映画を見る、街に出かければスターバックス(SBUX)でコーヒーを飲み、チポトレ・メキシカン・グリル(CMD)でご飯を食べ、ビザ(V)、マスターカード(MA)、アメリカン・エキスプレス(AXP)のクレジットカードで決済、家に帰ればコルゲート・パーモリーブ(CL)の歯磨き粉で歯磨きをするのです。
こういった銘柄で財務が健全であれば、バイアンドホールドに適した最高の銘柄だと言えます。自分にとって理解できて馴染みのある銘柄だけ保有すればいいのです。