米国株のETFとは|米国ETFについて分かりやすい説明【最強】

米国株のETFとは|米国ETFについて分かりやすい説明【最強】 基礎知識

小野です。

米国株のETFとは何かについてです。

よくETFって聞くけど、米国株とどう違うのか知りたい、米国ETFとはそもそも何なのか知りたいって人もたくさんいると思います。

また、ネットなんかで調べたりすると、ETF=上場投資信託とか辞書通りの答えが出てきて、よくわかんないって思っている人もいますよね。

そこで、本記事では米国株のETFについて、とても分かりやすく書きました。

米国株のETFをマスターして富豪になりたい人は参考にしてください。

米国株のETFとは

米国株のETFとは

米国株のETFとは結論からすると、

米国の個別銘柄が集まって一つの銘柄となった商品のことです。

また、基本的にはETFは各指数に連動するように運用するインデックスファンド(パッシブ運用)になります。

米国ETFについては、以下の要点をざっくり理解すれば大丈夫です。

  1. 米国ETFの仕組み
  2. セクター別ETF
  3. ETFの銘柄の割合
  4. 経費率

また、最初に言っておきますが、難しい言葉の意味はあまり覚えなくて大丈夫です。

大事なのは、ETFの全体像としてどんな感じなのかを覚えるといいと思います。

ちなみに、ETFの英語の意味としては、

「Exchange Traded Fund」で、マーケットで取引できるファンドという意味で上場投資信託です。

1. 米国ETFの仕組み

米国ETFの仕組み

まず、米国株ETFの仕組みとしてはこんな感じです。

ETFとは、米国の個別銘柄が集まって一つの銘柄となった商品のことです。

基本的にETFは各指数に連動するように運用するインデックスファンドになります。

例えば上記の図ですと、銘柄名はVOOで500銘柄が一つになってるETFでS&P500指数に連動するETFになります。

S&P500指数とは、米国の株式市場の主な2つの指標のうちの1つで、ダウ30平均、S&P500指数となります。

日本でいうところの、日経225、トピックスと同じ感じです。

つまり、ダウやナスダック、S&P500などと同じ動きをします。

米国の代表的な500社から構成されていますので、当然ですがS&P500に連動するETFの、VOO、IVVなどは500銘柄から構成されています。

米国ETFの仕組み

このように、米国市場には様々なETFが上場していて、個別銘柄と同じく1つの銘柄として買ったり売ったりできます。

つまり、今回の例ですとVOOを買った場合、自動的に米国の代表的な企業500社の株式を保有しているのと同じことになります。

これにより、1社だけの個別銘柄に投資したことによる倒産リスク、暴落リスクを回避しつつ米国の優良企業全体からのリターンを得れるので、ETFは米国株投資において最良のパフォーマンスを提供してくれると言っても過言ではありません。

2. セクター別ETF

米国ETFには、セクター別のETFも幅広くラインナップがあります。

米国の株式市場のセクターは11種類あります。

1 生活必需品 Consumer Staples
2 ヘルスケア Health Care
3 公共事業 Utilities
4 情報技術 Information Technology
5 資本財 Industrials
6 エネルギー Energy
7 通信サービス Communication Services
8 一般消費財 Consumer Discretionary
9 金融 Financials
10 素材 Materials
11 不動産 Real Estate

セクター別のETFの例としては、

  • 生活必需品セクターETF
  • 情報技術セクターETF
  • 高配当株式ETF
  • 米国増配株式ETF

などがあり、セクター別だけでなく高配当銘柄だけを組み込んだETFもあります。

生活必需品セクターETFの組入れ銘柄割合

引用:バンガード

例えば、生活必需品セクターですと世界的に有名な優良企業のプロクター&ギャンブル(PG)、コカコーラ(KO)、ペプシコ(PEP)、フィリップモリス(PM)などがあります。

このように、生活必需品セクターに属する銘柄だけで構成されているETFなどがあります。

セクター別のETFを選択するメリットとしては、やはり個別銘柄を1社選ぶよりもETFの方が倒産、暴落のリスクをある程度回避でき、セクター全体からのリターンを享受できますので安心して運用できます。

つまり、自身のポートフォリオに生活必需品セクターの銘柄を入れようと思っているけど、個別に対する不安がある場合はセクター別のETFを入れるといいです。

 

3. ETFの銘柄の割合

一応説明しときます。

米国ETFの仕組み

引用:バンガード

ETFは、複数の個別銘柄が集まって構成されていますが、このように組み込んである銘柄の割合が変わります。

これらの割合は、時価総額加重平均で割合が決まっています。

つまり、組み込まれている個別銘柄の時価総額(簡単に言うと会社の大きな順)の割合で構成されています。

逆に、ダウ30平均株価指数は構成されている30銘柄の株価の平均で決まっています。

 

4. 経費率

個別銘柄とは違い、ETFを保有している場合には経費率が差し引かれます。

ETFの銘柄にもよりますが、例えばVOO(S&P500)のETFですと経費率は0.03%となりますが、これはリターンから差し引かれるので、後からまとめて別で支払ったりはしません。

経費率

図:バンガード

例えば、年間リターンが7%で経費率が0.1%ですと投資家の実質リターンは6.9%になるということです。

基本的に、バンガードのETFですと0.1%以下の物がほとんどです。ブラックロックの経費率はバンガードに比べると若干高めになります。

経費率が掛かるのであれば、個別銘柄の方がいいと思う人もいると思います。

個別銘柄を保有していると、個別銘柄を定期的にウォッチする難しさや、企業の将来性を読むこと、悪材料のニュースが流れて株価が暴落して塩漬けになってしまうリスク、倒産リスクがあります。

しかし、ETFですとぶっちゃけそこまで企業を細かくウォッチしなくても大丈夫ですし、自分で悪い銘柄を入れ替えたりしなくてすみます。

なので、経費率が掛かったとしてもETFを保有し続けてリスクを回避し、企業全体からのリターン、配当金を受け取るのが効率がいいと思います。

 

米国ETFは長期投資に最適

米国ETFは長期投資に最適

米国ETFは長期投資に最適です。

私も現在のポートフォリオの半分以上は米国ETFです。

信じられないかもしれませんが、今から約91年前の1926年にS&P500に投じた10,000ドル(100万円相当)は配当を再投資しないで2017年までに170万ドル(1億7,000万円相当)になりました。

そして、配当を再投資すると最初に投じた10,000ドルは2017年までに5,910万ドル(59億円相当)になります。

このように、米国市場全体からのリターンを享受続けることによって、我々一般市民でも莫大な富を得ることができるのです。

個別株より安心して積み立てできる

日々働いているサラリーマンや労働者であれば、毎日夜中に株価や銘柄をウォッチするなんてとてもできませんから、(米国市場は夜中)安心して投資ができるETFに毎月給料の一部を積み立てて投資していくのが最適です。

また、個別銘柄を塩漬けにしてしまったり、悪材料が流れて一時的に大幅に株価が下落してしまうと精神的にキツイと思います。

しかし、ETFであれば銘柄が分散されていますので、その点は安心ではないかと思います。

 

・・・・・・・・・・

米国株の勉強や本場の情報収集は、オックスフォードインカムレターモトリーフールの無料メールマガジンがおすすめです。

また、世界最大のビジネス・金融情報メディア「ウォール・ストリート・ジャーナル」は必須のサイトです。これらのメルマガ・サイトでは、本場アメリカの最先端の情報や、米国金融、長期投資、配当など、長期投資家にとって必要な情報を得ることができます。

オックスフォードインカムレター

少額から投資をするアプリは「おつりで投資トラノコ」がおすすめです。米国株も含まれていて、おつりで少額から資産運用ができるので簡単です。

 

 あわせて読みたい

そんな感じで、米国のETFについてでした。

難しい用語や、慣れていないと難しい感じがしますが仕組みは単純です。

ETFで確実に資産を増やしましょう。

とりあえずETFは最強です。

では。

 

おすすめ≫米国株の投資家なら読むべきおすすめの本8選【勉強は大事】

おすすめ≫米国株で最強におすすめな証券会社トップ4社!【貴族の口座】