小野です。
米国株でセクター別の過去騰落率ランキングです。
米国株投資をしていたり、これから始めようと思っている人の中には、セクター別の過去騰落率を知っておきたいって人もいると思います。
そこで本記事では、セクター別に過去を振り返ってリーマンショック以前から現在までの騰落率について調べました。
騰落率について知っておきたい人は、参考にしてください。
米国株でセクター別の過去騰落率ランキング
では早速ですが、
米国株でセクター別の過去騰落率ランキングを書いていきます。
ランキング(低い順)は以下になります。
騰落率ランキング
セクター | ETF | 最大騰落率 | 原因 | |
1 | 生活必需品 | VDC | -29.37% | リーマン |
2 | ヘルスケア | VHT | -35.10% | リーマン |
3 | 公益事業 | VPU | -38.13% | リーマン |
4 | 通信サービス | VOX | -48.81% | リーマン |
5 | 情報技術 | VGT | -50.58% | リーマン |
6 | 一般消費財 | VCR | -57.11% | リーマン |
7 | 素材 | VAW | -58.18% | リーマン |
8 | 資本財 | VIS | -58.20% | リーマン |
9 | エネルギー | VDE | -68.17% | コロナ・原油 |
10 | 不動産 | IYR | -69.68% | リーマン |
11 | 金融 | VFH | -74.04% | リーマン |
騰落率については、「セクター別ETF vs S&P500」で比較し、期間はリーマンショックの前からになります。
やはり、不況に強い生活必需品、ヘルスケア、公益事業はボラティリティが低く安定しています。
1. 生活必需品セクター
生活必需品セクター(VDC)の騰落率です。
最も騰落率の低いセクターナンバー1です。
2004年から最も大きく騰落したのはリーマンショックで、S&P500と比較すると以下になります。
- 生活必需品セクター(VDC)|-29.37%
- S&P500|-50.97%
上記の結果となり、S&P500よりも耐性が強かったです。
生活必需品セクターの安定性はピカイチです。
1-1. 2004年から現在までの騰落率
生活必需品セクターの2004年から現在までの騰落率は以下になります。
生活必需品セクター(VDC)の騰落率 | |||||||
ワースト10 | 開始 | 終わり | 長さ | 回復 | 回復時間 | 高値更新まで | 騰落率 |
1 | 2007年12月 | 2009年2月 | 1年3ヶ月 | 2010年3月 | 1年1ヶ月 | 2年4ヶ月 | -29.37% |
2 | 2020年1月 | 2020年3月 | 3ヶ月 | -14.16% | |||
3 | 2018年2月 | 2018年5月 | 4ヶ月 | 2019年3月 | 10ヶ月 | 1年2ヶ月 | -12.40% |
4 | 2010年4月 | 2010年6月 | 3ヶ月 | 2010年9月 | 3ヶ月 | 6ヵ月 | -8.43% |
5 | 2016年7月 | 2016年11月 | 5ヶ月 | 2017年2月 | 3ヶ月 | 8ヶ月 | -6.86% |
6 | 2011年6月 | 2011年9月 | 4ヶ月 | 2011年12月 | 3ヶ月 | 7ヶ月 | -6.72% |
7 | 2015年8月 | 2015年9月 | 2ヶ月 | 2015年12月 | 3ヶ月 | 5ヶ月 | -5.61% |
8 | 2014年1月 | 2014年1月 | 1ヶ月 | 2014年3月 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | -5.32% |
9 | 2017年6月 | 2017年10月 | 5ヶ月 | 2017年11月 | 1ヶ月 | 6ヵ月 | -4.82% |
10 | 2007年6月 | 2007年7月 | 2ヶ月 | 2007年9月 | 2ヶ月 | 4ヶ月 | -4.53% |
表を見て分かりますが、基本的にはボラティリティが低く安定しています。
まさにディフェンシブセクターなので安心して運用ができます。
2. ヘルスケアセクター
ヘルスケアセクター(VHT)の騰落率です。
騰落率の低いセクターナンバー2です。
2004年から最も大きく騰落したのはリーマンショックで、S&P500と比較すると以下になります。
- ヘルスケアセクター(VHT)|-35.10%
- S&P500|-50.97%
上記の結果となり、S&P500よりも耐性が強いです。
2-1. 2004年から現在までの騰落率
2004年から現在までの騰落率は以下になります。
ヘルスケアセクター(VHT)の騰落率 | |||||||
ワースト10 | 開始 | 終わり | 長さ | 回復 | 回復時間 | 高値更新まで | 騰落率 |
1 | 2007年12月 | 2009年2月 | 1年3ヶ月 | 2011年2月 | 2年 | 3年3ヶ月 | -35.10% |
2 | 2015年8月 | 2016年2月 | 7ヶ月 | 2017年4月 | 1年2ヶ月 | 1年9ヶ月 | -15.71% |
3 | 2020年1月 | 2020年3月 | 3ヶ月 | -13.16% | |||
4 | 2011年6月 | 2011年9月 | 4ヶ月 | 2012年2月 | 5ヶ月 | 9ヶ月 | -12.96% |
5 | 2018年10月 | 2018年12月 | 3ヶ月 | 2019年11月 | 11ヶ月 | 1年2ヶ月 | -10.65% |
6 | 2007年6月 | 2007年7月 | 2ヶ月 | 2007年10月 | 3ヶ月 | 5ヶ月 | -7.26% |
7 | 2018年2月 | 2018年3月 | 2ヶ月 | 2018年7月 | 4ヶ月 | 6ヵ月 | -6.50% |
8 | 2006年3月 | 2006年5月 | 3ヶ月 | 2006年8月 | 3ヶ月 | 6ヵ月 | -6.35% |
9 | 2012年4月 | 2012年5月 | 2ヶ月 | 2012年6月 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | -3.73% |
10 | 2005年8月 | 2005年10月 | 3ヶ月 | 2005年12月 | 2ヶ月 | 5ヶ月 | -3.58% |
ヘルスケアセクターも安定していますし、株価の値上がりも強いです。
いつの時代も医療の需要は耐えませんので、安心できるセクターと言えます。
3. 公益事業セクター
公益事業セクター(VPU)の騰落率です。
騰落率の低いセクターナンバー3です。
2004年から最も大きく騰落したのはリーマンショックで、S&P500と比較すると以下になります。
- 公益事業セクター(VPU)|-38.13%
- S&P500|-50.97%
上記の結果となり、S&P500よりも耐性が強かったです。
3-1. 2004年から現在までの騰落率
公益事業セクターの2004年から現在までの騰落率は以下になります。
公益事業セクター(VPU)の騰落率 | |||||||
ワースト10 | 開始 | 終わり | 長さ | 回復 | 回復時間 | 高値更新まで | 騰落率 |
1 | 2007年11月 | 2009年2月 | 1年4ヶ月 | 2011年12月 | 2年10ヶ月 | 4年2ヶ月 | -38.13% |
2 | 2020年2月 | 2020年3月 | 2ヶ月 | -19.07% | |||
3 | 2017年12月 | 2018年2月 | 3ヶ月 | 2018年11月 | 9ヶ月 | 1年 | -12.59% |
4 | 2015年2月 | 2015年6月 | 5ヶ月 | 2016年3月 | 9ヶ月 | 1年2ヶ月 | -12.49% |
5 | 2016年7月 | 2016年11月 | 5ヶ月 | 2017年2月 | 3ヶ月 | 8ヶ月 | -9.26% |
6 | 2007年6月 | 2007年7月 | 2ヶ月 | 2007年10月 | 3ヶ月 | 5ヶ月 | -9.07% |
7 | 2013年5月 | 2013年8月 | 4ヶ月 | 2014年2月 | 6ヵ月 | 10ヶ月 | -8.34% |
8 | 2014年7月 | 2014年7月 | 1ヶ月 | 2014年10月 | 3ヶ月 | 4ヶ月 | -6.95% |
9 | 2005年10月 | 2005年11月 | 2ヶ月 | 2006年7月 | 8ヶ月 | 10ヶ月 | -6.75% |
10 | 2012年8月 | 2012年11月 | 4ヶ月 | 2013年1月 | 2ヶ月 | 6ヵ月 | -4.86% |
ワースト1位はリーマンショックで、コロナショックはワースト2位となっています。
公益事業も景気が関係なく、左右されないセクターなのでとても安定しています。
中でも公益事業セクター最大の銘柄はネクステラ・エナジー(NEE)で、株価の安定っぷりはハンパじゃないです。
4. 通信サービスセクター
通信サービスセクター(VOX)の騰落率です。
2004年から最も大きく騰落したのはリーマンショックで、S&P500と比較すると以下になります。
- 通信サービスセクター(VOX)|-48.81%
- S&P500|-50.97%
上記の結果となり、S&P500と同じくらい売られました。
4-1. 2004年から現在までの騰落率
通信サービスセクターの2004年から現在までの騰落率です。
通信サービスセクター(VOX)の騰落率 | |||||||
ワースト10 | 開始 | 終わり | 長さ | 回復 | 回復時間 | 高値更新まで | 騰落率 |
1 | 2007年6月 | 2009年2月 | 1年9ヶ月 | 2012年9月 | 3年7ヶ月 | 5年4ヶ月 | -48.81% |
2 | 2017年2月 | 2018年12月 | 1年11ヶ月 | 2019年12月 | 1年 | 2年11ヶ月 | -21.64% |
3 | 2020年2月 | 2020年3月 | 2ヶ月 | -19.22% | |||
4 | 2015年5月 | 2015年9月 | 5ヶ月 | 2016年2月 | 5ヶ月 | 10ヶ月 | -9.52% |
5 | 2016年8月 | 2016年10月 | 3ヶ月 | 2016年12月 | 2ヶ月 | 5ヶ月 | -9.17% |
6 | 2005年1月 | 2005年4月 | 4ヶ月 | 2005年7月 | 3ヶ月 | 7ヶ月 | -7.38% |
7 | 2014年12月 | 2015年1月 | 2ヶ月 | 2015年2月 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | -5.10% |
8 | 2012年10月 | 2012年11月 | 2ヶ月 | 2013年3月 | 4ヶ月 | 6ヵ月 | -5.09% |
9 | 2013年8月 | 2013年8月 | 1ヶ月 | 2013年10月 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | -4.63% |
10 | 2006年4月 | 2006年5月 | 2ヶ月 | 2006年7月 | 2ヶ月 | 4ヶ月 | -4.04% |
5. 情報技術セクター
情報セクター(VGT)の騰落率です。
2004年から最も大きく騰落したのはリーマンショックで、S&P500と比較すると以下になります。
- 情報技術セクター(VGT)|-50.58%
- S&P500|-50.97%
上記の結果となり、S&P500と同じくらいボコボコに売り込まれました。
5-1. 2004年から現在までの騰落率
情報技術セクターの2004年から現在までの騰落率は以下になります。
情報技術セクター(VGT)の騰落率 | |||||||
ワースト10 | 開始 | 終わり | 長さ | 回復 | 回復時間 | 高値更新まで | 騰落率 |
1 | 2007年11月 | 2009年2月 | 1年4ヶ月 | 2011年1月 | 1年11ヶ月 | 3年3ヶ月 | -50.58% |
2 | 2018年10月 | 2018年12月 | 3ヶ月 | 2019年4月 | 4ヶ月 | 7ヶ月 | -17.34% |
3 | 2020年2月 | 2020年3月 | 2ヶ月 | -16.33% | |||
4 | 2011年5月 | 2011年9月 | 5ヶ月 | 2012年1月 | 4ヶ月 | 9ヶ月 | -14.25% |
5 | 2006年4月 | 2006年7月 | 4ヶ月 | 2006年10月 | 3ヶ月 | 7ヶ月 | -12.98% |
6 | 2005年1月 | 2005年4月 | 4ヶ月 | 2005年9月 | 5ヶ月 | 9ヶ月 | -11.81% |
7 | 2012年4月 | 2012年5月 | 2ヶ月 | 2013年5月 | 1年 | 1年2ヶ月 | -10.02% |
8 | 2015年12月 | 2016年2月 | 3ヶ月 | 2016年7月 | 5ヶ月 | 8ヶ月 | -9.36% |
9 | 2019年5月 | 2019年5月 | 1ヶ月 | 2019年7月 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | -8.88% |
10 | 2015年6月 | 2015年9月 | 4ヶ月 | 2015年10月 | 1ヶ月 | 5ヶ月 | -8.69% |
ワースト1位はリーマンショックで、コロナショックは現在ワースト3位となっております。
6. 一般消費財セクター
一般消費財セクター(VCR)の騰落率です。
2004年から最も大きく騰落したのはリーマンショックで、S&P500と比較すると以下になります。
- 一般消費財セクター(VCR)|-57.11%
- S&P500|-50.97%
上記の結果となり、S&P500と同じくらい売られました。
6-1. 2004年から現在までの騰落率
一般消費財セクターの2004年から現在までの騰落率です。
一般消費財セクター(VCR)の騰落率 | |||||||
ワースト10 | 開始 | 終わり | 長さ | 回復 | 回復時間 | 高値更新まで | 騰落率 |
1 | 2007年6月 | 2009年2月 | 1年9ヶ月 | 2011年2月 | 2年 | 3年9ヶ月 | -57.11% |
2 | 2020年2月 | 2020年3月 | 2ヶ月 | -24.04% | |||
3 | 2018年10月 | 2018年12月 | 3ヶ月 | 2019年4月 | 4ヶ月 | 7ヶ月 | -16.29% |
4 | 2011年5月 | 2011年9月 | 5ヶ月 | 2012年1月 | 4ヶ月 | 9ヶ月 | -15.10% |
5 | 2005年1月 | 2005年4月 | 4ヶ月 | 2005年7月 | 3ヶ月 | 7ヶ月 | -11.15% |
6 | 2015年8月 | 2016年1月 | 6ヵ月 | 2016年7月 | 6ヵ月 | 1年 | -9.40% |
7 | 2005年8月 | 2005年10月 | 3ヶ月 | 2006年10月 | 1年 | 1年3ヶ月 | -8.78% |
8 | 2019年5月 | 2019年5月 | 1ヶ月 | 2019年7月 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | -7.90% |
9 | 2012年5月 | 2012年5月 | 1ヶ月 | 2012年9月 | 4ヶ月 | 5ヶ月 | -5.93% |
10 | 2018年2月 | 2018年3月 | 2ヶ月 | 2018年6月 | 3ヶ月 | 5ヶ月 | -5.92% |
7. 素材セクター
素材セクター(VAW)の騰落率です。
2004年から最も大きく騰落したのはリーマンショックで、S&P500と比較すると以下になります。
- 素材セクター(VAW)|-58.18%
- S&P500|-50.97%
上記の結果となり、S&P500よりも売られました。
7-1. 2004年から現在までの騰落率
素材セクターの2004年から現在までの騰落率です。
素材セクター(VAW)の騰落率 | |||||||
ワースト10 | 開始 | 終わり | 長さ | 回復 | 回復時間 | 高値更新まで | 騰落率 |
1 | 2008年6月 | 2009年2月 | 9ヶ月 | 2011年4月 | 2年2ヶ月 | 2年11ヶ月 | -58.18% |
2 | 2018年2月 | 2020年3月 | 2年2ヶ月 | -29.03% | |||
3 | 2011年5月 | 2011年9月 | 5ヶ月 | 2013年1月 | 1年4ヶ月 | 1年9ヶ月 | -28.05% |
4 | 2015年3月 | 2016年1月 | 11ヶ月 | 2016年11月 | 10ヶ月 | 1年9ヶ月 | -22.91% |
5 | 2005年3月 | 2005年6月 | 4ヶ月 | 2006年1月 | 7ヶ月 | 11ヶ月 | -11.88% |
6 | 2006年5月 | 2006年7月 | 3ヶ月 | 2006年10月 | 3ヶ月 | 6ヵ月 | -8.62% |
7 | 2007年11月 | 2008年1月 | 3ヶ月 | 2008年5月 | 4ヶ月 | 7ヶ月 | -7.47% |
8 | 2014年9月 | 2015年1月 | 5ヶ月 | 2015年2月 | 1ヶ月 | 6ヵ月 | -6.33% |
9 | 2013年6月 | 2013年6月 | 1ヶ月 | 2013年7月 | 1ヶ月 | 2ヶ月 | -4.47% |
10 | 2014年1月 | 2014年1月 | 1ヶ月 | 2014年2月 | 1ヶ月 | 2ヶ月 | -4.34% |
8. 資本財セクター
資本財セクター(VIS)の騰落率です。
2004年から最も大きく騰落したのはリーマンショックで、S&P500と比較すると以下になります。
- 資本財セクター(VIS)|-58.20%
- S&P500|-50.97%
上記の結果となり、S&P500よりも猛烈に売られました。
8-1. 2004年から現在までの騰落率
資本財セクターの2004年から現在までの騰落率です。
資本財セクター(VIS)の騰落率 | |||||||
ワースト10 | 開始 | 終わり | 長さ | 回復 | 回復時間 | 高値更新まで | 騰落率 |
1 | 2007年11月 | 2009年2月 | 1年4ヶ月 | 2012年12月 | 3年10ヶ月 | 5年2ヶ月 | -58.20% |
2 | 2020年1月 | 2020年3月 | 3ヶ月 | -27.95% | |||
3 | 2018年10月 | 2018年12月 | 3ヶ月 | 2019年4月 | 4ヶ月 | 7ヶ月 | -18.07% |
4 | 2015年3月 | 2015年9月 | 7ヶ月 | 2016年4月 | 7ヶ月 | 1年2ヶ月 | -11.58% |
5 | 2018年2月 | 2018年4月 | 3ヶ月 | 2018年9月 | 5ヶ月 | 8ヶ月 | -8.77% |
6 | 2006年5月 | 2006年7月 | 3ヶ月 | 2006年11月 | 4ヶ月 | 7ヶ月 | -8.16% |
7 | 2019年5月 | 2019年5月 | 1ヶ月 | 2019年6月 | 1ヶ月 | 2ヶ月 | -7.55% |
8 | 2005年1月 | 2005年4月 | 4ヶ月 | 2005年7月 | 3ヶ月 | 7ヶ月 | -5.56% |
9 | 2014年7月 | 2014年7月 | 1ヶ月 | 2014年10月 | 3ヶ月 | 4ヶ月 | -4.52% |
10 | 2014年1月 | 2014年1月 | 1ヶ月 | 2014年3月 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | -4.05% |
9. エネルギーセクター
エネルギーセクター(VDE)の騰落率です。
2004年から最も大きく騰落したのは2014年から現在進行中で、S&P500と比較すると以下になります。
- エネルギーセクター(VDE)|-68.17%
- S&P500|-50.97%
上記の結果となり、現在も猛烈に売られています。
9-1. 2004年から現在までの騰落率
エネルギーセクターの2004年から現在までの騰落率です。
エネルギーセクター(VDE)の騰落率 | |||||||
ワースト10 | 開始 | 終わり | 長さ | 回復 | 回復時間 | 高値更新まで | 騰落率 |
1 | 2014年7月 | 2020年3月 | 5年9ヶ月 | -68.17% | |||
2 | 2008年7月 | 2009年2月 | 8ヶ月 | 2013年9月 | 4年7ヶ月 | 5年3ヶ月 | -54.29% |
3 | 2008年1月 | 2008年1月 | 1ヶ月 | 2008年4月 | 3ヶ月 | 4ヶ月 | -11.08% |
4 | 2006年2月 | 2006年2月 | 1ヶ月 | 2006年4月 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | -9.09% |
5 | 2005年10月 | 2005年10月 | 1ヶ月 | 2006年1月 | 3ヶ月 | 4ヶ月 | -8.95% |
6 | 2005年3月 | 2005年4月 | 2ヶ月 | 2005年6月 | 2ヶ月 | 4ヶ月 | -8.82% |
7 | 2006年8月 | 2006年9月 | 2ヶ月 | 2006年11月 | 2ヶ月 | 4ヶ月 | -8.00% |
8 | 2014年1月 | 2014年1月 | 1ヶ月 | 2014年3月 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | -6.13% |
9 | 2006年12月 | 2007年2月 | 3ヶ月 | 2007年3月 | 1ヶ月 | 4ヶ月 | -5.40% |
10 | 2007年11月 | 2007年11月 | 1ヶ月 | 2007年12月 | 1ヶ月 | 2ヶ月 | -4.19% |
エネルギーセクターは現在過去最高レベルで売られています。
そもそもエネルギーセクターは、原油や景気、石油関連の他国の影響を受けやすいので、知識がない人は手を出さない方がいいかもしれません。
10. 不動産セクター
不動産セクター(IYR)の騰落率です。
2000年から最も大きく騰落したのは当然ですがリーマンショックで、S&P500と比較すると以下になります。
- 不動産セクター(IYR)|-69.68%
- S&P500|-50.97%
上記の結果となり、S&P500よりも売られました。
ちなみに、リーマンショックの引き金は低所得者向け住宅ローン問題(サブプライムローン)になりますので、不動産株もポッコポコに売られました。
10-1. 2000年から現在までの騰落率
不動産セクターの2000年から現在までの騰落率です。
不動産セクター(IYR)の騰落率 | |||||||
ワースト10 | 開始 | 終わり | 長さ | 回復 | 回復時間 | 高値更新まで | 騰落率 |
1 | 2007年2月 | 2009年2月 | 2年1ヶ月 | 2013年3月 | 4年1ヶ月 | 6年2ヶ月 | -69.68% |
2 | 2020年2月 | 2020年3月 | 2ヶ月 | -25.76% | |||
3 | 2004年4月 | 2004年4月 | 1ヶ月 | 2004年8月 | 4ヶ月 | 5ヶ月 | -14.94% |
4 | 2013年5月 | 2013年8月 | 4ヶ月 | 2014年5月 | 9ヶ月 | 1年1ヶ月 | -14.49% |
5 | 2002年7月 | 2002年10月 | 4ヶ月 | 2003年5月 | 7ヶ月 | 11ヶ月 | -12.77% |
6 | 2015年2月 | 2015年8月 | 7ヶ月 | 2016年3月 | 7ヶ月 | 1年2ヶ月 | -11.72% |
7 | 2016年8月 | 2016年11月 | 4ヶ月 | 2017年11月 | 1年 | 1年4ヶ月 | -11.61% |
8 | 2001年9月 | 2001年10月 | 2ヶ月 | 2002年3月 | 5ヶ月 | 7ヶ月 | -10.19% |
9 | 2017年12月 | 2018年2月 | 3ヶ月 | 2018年6月 | 4ヶ月 | 7ヶ月 | -9.57% |
10 | 2005年1月 | 2005年1月 | 1ヶ月 | 2005年5月 | 4ヶ月 | 5ヶ月 | -8.52% |
リーマンショックのときは、最高値更新までに実に6年かかりました。
11. 金融セクター
金融セクター(VFH)の騰落率です。
2004年から最も大きく騰落したのは当然ですが、金融危機のリーマンショックで、S&P500と比較すると以下になります。
- 金融セクター(VFH)|-74.04%
- S&P500|-50.97%
上記の結果となり、立ち直れないくらい売られました。
このように、一つのセクターだけ保有していると影響が多いので、セクターは分散させましょう。
11-1. 2004年から現在までの騰落率
金融セクターの2004年から現在までの騰落率です。
金融セクター(VFH)の騰落率 | |||||||
ワースト10 | 開始 | 終わり | 長さ | 回復 | 回復時間 | 高値更新まで | 騰落率 |
1 | 2007年6月 | 2009年2月 | 1年9ヶ月 | 2016年11月 | 7年9ヶ月 | 9年6ヶ月 | -74.04% |
2 | 2020年1月 | 2020年3月 | 3ヶ月 | -33.10% | |||
3 | 2018年2月 | 2018年12月 | 11ヶ月 | 2019年10月 | 10ヶ月 | 1年9ヶ月 | -18.19% |
4 | 2005年1月 | 2005年4月 | 4ヶ月 | 2005年7月 | 3ヶ月 | 7ヶ月 | -7.60% |
5 | 2017年3月 | 2017年5月 | 3ヶ月 | 2017年6月 | 1ヶ月 | 4ヶ月 | -4.95% |
6 | 2007年2月 | 2007年3月 | 2ヶ月 | 2007年5月 | 2ヶ月 | 4ヶ月 | -3.73% |
7 | 2006年5月 | 2006年6月 | 2ヶ月 | 2006年9月 | 3ヶ月 | 5ヶ月 | -3.50% |
8 | 2005年8月 | 2005年8月 | 1ヶ月 | 2005年10月 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | -2.29% |
9 | 2017年8月 | 2017年8月 | 1ヶ月 | 2017年9月 | 1ヶ月 | 2ヶ月 | -2.01% |
リーマンショックの金融危機で、最も影響を受けたセクターです。
また、リーマンショック以前の水準まで回復して高値を更新するまでに、実に9年かかっています。
なので、セクターを分散してポートフォリオのボラティリィを下げる重要さが分かります。
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