お疲れ様です。小野です。
大暴落中の米国株市場ですが、そろそろ底をつくのでしょうか。
売ったり買ったりを頻繁に繰り返す短期投資家や、最高値付近から市場に参加した人にとってはツラい相場となっていますが、長期投資家には絶好の買い場が訪れています。
歴史的な大暴落を平均すると、直近最高値から約30%の下落となりますので、そろそろ一旦底を試す展開になるかもしれません。
S&P500反発なるか|大暴落の米国市場【長期投資家は買い場】
テクニカルの面では、S&P500指数の週足チャートを見ると現在は2018年末の底と同じ水準がサポートラインとなって支えられている形になっており、ここを底として試す展開が続くかもしれません。
また、ダウ平均の1時間足を見るとこれまでダラ下がりを続けてきていましたが、先日に一旦の大底で18917ドルを付けてから反発し、直近の底値高値を切り上げてきています。
ただ、もう少し時間がたたないと何とも言えない状況で、現在は2万ドル前後のレンジとなっていますね。
ここで下げ止まるのか、更に下げるのかは誰にも分かりません。
ここまで下げてくると、どんなに好材料のニュースなどが出てもあまり関係ないので、ある程度テクニカルを見て市場の心理を判断するといいと思います。
長期投資家には絶好の買い場
とは言え、米国株の長期投資家には絶好の買い場が訪れています。
配当を再投資して資産を増やしていくスタイルの長期投資家であれば、目先の株価を気にすることはありません。
目先の株価よりも、株価が一時的に割安になっているときに買い増し、もしくは新規で取得して保有株数を増やすことを考えた方がいいです。
保有株数を増やすと、次回の配当金が増えるので、それをまた再投資して元金を増やせば資産雪だるま式に増えていきます。
なので、ここまで下落した相場は長期投資家にとってはかなりオイシイ相場です。
優良銘柄を保有する
このような状況で本当に気合いを入れてホールドするのは、ごく一部の優良銘柄やETFだけです。
このようなショック、後退局面に強いのはディフェンシブ銘柄で生活必需品、ヘルスケア、公益事業、通信などの銘柄です。
例えば、プロクター&ギャンブル(PG)、コカコーラ(KO)、ペプシコ(PEP)、VDC(生活必需品セクターETF)などです。
これらの銘柄は、どんなに不況になろうとも毎日国民に消費されますので景気に強いディフェンシブ銘柄なのです。
どれだけ景気が後退しようとも、国民は朝は歯磨き粉で歯を磨き、髭剃りでひげを剃り、タバコを吸いながら出勤するのです。
また、これらの優良企業はどんな不況になろうとも株主への連続配当を何十年と続けてきました。
例えば、以下の銘柄です。
- プロクター&ギャンブル(PG)63年
- ジョンソン&ジョンソン(JNJ)57年
- コカコーラ(KO)57年
- コルゲートパーモリーブ(CL)56年
- ペプシコ(PEP)47年
- マクドナルド(MCD)43年
これらの企業は、これまでどんな暴落、不況があっても乗り越え、株主への配当を増配し続けてきました。
このような超優良大型ディフェンシブ銘柄を保有していくのが私はおすすめです。
コロナショックは限定的
そもそもですが、今回の暴落の主な原因としては新型コロナウイルスだと思いますが、影響は限定的だと思います。
と言うのも、株価とは企業の業績などとは関係なく上がったり上がったりするので、本来は優良であった銘柄が、ファンダメンタルで悪材料が出ただけで売られているのがほとんどだと思います。
なので、その企業の競争優位性が奪われたわけでもありませんし、破産に追い込まれているわけではありません。
なので、今はコロナコロナとバカみたいに騒いでいますが、こんなの悪材料がたまたま流行っただけなので、どうせあと3か月もすれば飽きてきて誰も言わなくなりますよ。
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そんな感じで、とりあえず早く米国市場が回復してほしいですね。
そもそもですが、米国市場に参加しようと思っている人は、相場が上がってほしいと思っている人がほとんどです。
そういった人達がいる限り大丈夫です。
今日も明日もこの先も、
国民はマクドナルドでコーラを飲みながらアイフォンでグーグル検索し、家に帰りウィンドウズでフェイスブックを開きながらコロナを飲み、歯を磨き寝るのです。
では。
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