米国株で連続増配の銘柄がおすすめの理由3つ【神髄】

米国株で連続増配の銘柄がおすすめの理由3つ【神髄】 配当

小野です。

米国株で連続増配の銘柄がおすすめの理由3つです。

米国株投資を考えていたり、これから始めようと思っている人の中には連続増配銘柄に投資をしようか考えている人も多いと思います。

米国企業の中には40年以上増配をしている、世界トップクラスの企業がいくつもあり、株式を保有することによってそういった企業の一員となれます。

本記事では、連続増配の銘柄がおすすめの理由3つを書きました。

私も連続増配の銘柄は4銘柄保有しています。

米国株で連続増配銘柄がおすすめの理由3つ

米国株で連続増配銘柄がおすすめの理由3つ

では早速ですが、連続増配銘柄がおすすめの理由3つです。

 理由

  1. 市場平均を上回る傾向
  2. 財務の健全な企業が多い
  3. 確実に元金(資産)を増やせる=勝ちゲー

こういった3つの理由になります。

ちなみに、連続増配銘柄で配当貴族や配当王は過去を振り返ると、市場平均であるダウ30やS&P500をぶっちぎりで上回って来ました。

なので、連続増配の銘柄のポートフォリオを構築することによって、爆益を叩き出せる可能性があります。

1. 市場平均を上回る傾向

連続増配の銘柄は市場平均を上回る傾向があります。

米国相場の過去を振り返ると、それは証明されてきました。

↓例えば、以下の10銘柄の配当貴族銘柄を1990年から現在まで保有していた場合を見てみます。

Ticker Name Allocation
MCD McDonald’s Corporation 10.00%
PEP Pepsico Inc 10.00%
KO Coca-Cola Company 10.00%
WMT Walmart Inc 10.00%
JNJ Johnson & Johnson 10.00%
PG Procter & Gamble Company 10.00%
KMB Kimberly-Clark Corporation 10.00%
MMM 3M Company 10.00%
CL Colgate-Palmolive Company 10.00%
ED Consolidated Edison Inc 10.00%

ポートフォリオの配分は均等分散です。

10銘柄の配当貴族銘柄を1990年から現在まで保有していた場合

結果、このように配当貴族10銘柄のポートフォリオ(青)は、市場平均であるS&P500を爆裂に上回って来ました。

このように、連続増配銘柄が市場平均を上回る理由としては2つ挙げられます。

  • 配当による恩恵
  • 値上がり益による恩恵

こういったことが重なり、市場平均を上回ります。

ちなみに、配当貴族とはS&P500に含まれる25年以上連続増配をしている企業、配当王は50年以上になります。

1-1. 配当による恩恵

連続増配銘柄を保有し続けると、相場が下がってるときにも大量に株数を買い込めます。

相場が下がっているときに大量に仕込んでおいた株は、連続増配銘柄なので、どんな時も毎年の配当を増やし続けますので、株数を保有していればしているだけ有利になります。

なので、弱気相場で割安で大量に買ったことにより、連続増配による恩恵で配当を最大限に増やすことができるのです。

2-2. 値上がり益による恩恵

もう一つの理由としては、株価の値上がり益によるリターンです。

そもそも、連続増配銘柄は個別株になりますので、保有していれば株価の値上がり益をダイレクトに享受できます。

しかし、これが指数だとそもそもかなりの銘柄数に分散されていいますので、値上がりの動きが遅いので、個別株に劣ります。

また、連続増配が重なって、弱気相場で配当を再投資して割安で大量に仕込んでおいた株価が強気相場入りすると、一気に上昇するので株価の上昇による値上がり益の恩恵を受けることができるのです。

こういった2つの理由が重なり、連続増配の銘柄は市場平均を大幅に上回って来ました。

 

2. 財務の健全な企業が多い

そもそもですが、連続増配を何十年もしている企業は財務の健全な企業が多いです。

っていうか逆を言えば、会社に余裕がないと何十年も連続で増配できませんからね。

↓例えば以下は、コカ・コーラ(KO)のキャッシュフローです。

コカ・コーラ(KO)のキャッシュフロー

このように、コカ・コーラは多少増減のあるものの、過去10年において比較的安定してフリーキャッシュフローを生み出していることが分かります。

フリーキャッシュフローとは、会社が自由に使えるお金であり、最重要項目でもあります。ここから自社株買いをしたりして株主還元をしたり、利益剰余金を積み重ねることによって連続増配などができるわけです。

また、コカ・コーラの配当性向は68.5%となり、一般的な適正を30%と考えるとかなり高い配当性向だと言えます。

なぜこのように高い配当性向でも大丈夫かというと、会社のビジネスモデルが安定しているので、それくらい支払っても来年、再来年も安定した収益が見込めるからです。

つまり、来年、再来年になったら急にコカ・コーラを飲むのをやめる人なんていないじゃないですか。

なので、収益が安定し連続増配などで株主還元ができるのです。

そもそも、コカ・コーラが地球上からなくなることは無いというのは、考えただけでも分かります。

そんな感じで、連続増配銘柄には健全な優良企業が多いため、株価の上昇も見込めます。

 

3. 確実に元金(資産)を増やせる

連続増配の銘柄を保有することによって、配当を再投資して保有株数をどんどん増やして確実に元金を増やすことができます。

株式投資においては、配当を再投資することによって約定元金が増えるので、つまりそれは資産の拡大ができるわけです。

一方で、無配の銘柄などは配当がありませんので、将来的にどこかで一度株を売却してからでないと現実的なリターンが確定しません。

3-1. 配当は勝ちしかない

そういった面から考えると、配当というのは確実に得れるものなので、株価がマイナスにならない限りは100%勝てるゲームなのです。

だってそうじゃないですか、株価が変わらずに配当だけを得てそれがどんどん増えるなら勝ちしかないわけです。

つまり、株価や業績が安定している連続増配の銘柄を保有するのは、ハッキリ言って勝者のゲームであるわけです。

↓例えば以下は、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)のチャートです。P&Gですね。

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)のチャート

プロクター・アンド・ギャンブルは63年連続増配をしており、株価はこんな感じです。

つまり、かなり前からプロクター・アンド・ギャンブルに投資をしていた人は株価の上昇、配当を再投資していることによって、勝ち組になっているのです。

 

米国株の連続増配が止まることは考えにくい

連続増配が止まることは考えにくい

連続増配の銘柄であれば、何十年も増配を続けているので、来年に増配を辞めるなんでことは非常に考えにくいです。

 理由は2つあります。

  • 米国は株主最優先
  • 競争優位性

こういった理由です。

米国は株主最優先

米国の連続増配企業の考え方としては株主を最優先に考えているので、どんなに暴落調整局面であろうとも、簡単には減配をしたりしません。

なぜなら、そもそも米国企業というのは株主を最優先として考えているので、何があろうと株主還元、増配を貫き通します。

そういう文化なのです。

また、いきなり連続増配をストップして減配などになれば、経営難のレッテルが張られかねませんので、意地でもやめません。

米国の過去を振り返ると、どんな暴落局面であろうと増配を貫き通してきました。例えばリーマンショックなどもそうです。

そういった局面でも米国企業は連続増配をストップせずに、気合いと意地と根性で増配を続けてこれたのは、やはり経営が上手だからですよね。

そういった面からしても、何十年も増配をしている会社が突然ストップすることは考えにくいです。

競争優位性

何度も言いますがこういった企業は、世界のトップクラスの企業なので、ブランド力、参入障壁の高さなどを考えても、突然その競争優位性がどこかのベンチャーに奪われるなんてことは考えにくいです。

例えば、ヘルスケア(医療)世界最大のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)がいきなりどこかのベンチャーにひっくり返されるなんてことはありえません。

なぜならば、そういった企業はもはや社会に溶け込んでおり、無意識レベルで当たり前に商品が使われる存在だからです。

また、マクドナルドやディズニーランド、映画に行っても当たり前のごとくコーラやバドワイザーを飲みます。

ピザとコーラの関係はもはや人類レベルで変えれないでしょう。

このように、一度確立している競争優位性はそう簡単に奪えませんから、世界のトップクラスの企業は強いのです。

 

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