一株配当 DPSとは
一株配当とは、1株あたりに支払われる配当金のことです。一株当たりの配当金は年間で決まっています。米国株では年4回の配当なので、一株あたりの配当金が年4回に分けて支払われます。一株配当は英語で「Dividend Per Share」と書きます。これを略してDPSと呼びます。また、多くのサイトにはDPSと記載されるよりも「Dividend」と書かれていることが多いですが、これは同じ意味です。
一株配当の例
↓例えば、以下はジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の一株配当です。
このようにして、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の配当は4.04ドルと書かれています。つまりこれが年間での一株配当です。一株あたりの配当が4.04ドルなので、100株保有していれば404ドルになります。そして、この一株配当が年4回に分けて支払われます。
↓以下はジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の配当履歴です。
このようにして、年に4回同じ額の配当が支払いされています。つまり、2020年は一株配当が4.04ドルなので赤枠部分の1.01ドルが4回に分けて支払われます。※実際の入金ベースでは、税金が約28.28%引かれた額の入金になります。
連続増配銘柄
ちなみに、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は57年連続増配を続けています。つまり57年間、一株配当が増え続けています。それとは逆に、連続増配年数が安定しなかったり、減配したりする銘柄もたくさんあります。米国株全てが必ず増配するとは限らないので注意してください。
また、高配当と連続増配も違います。できれば連続増配10年以上の銘柄が安心です。米国株では25年以上増配をおこなっている銘柄を配当貴族、50年以上増配している銘柄を配当王と呼び、それぞれS&P500を上回るリターンです。ちなみに2025年現在日本の増配最長は花王(4452)の35年、それ以下は25年以下とアメリカの足元にも及びません。