米国株の銘柄選びのコツ3つ|何を買う?【賢者の選択】

米国株の銘柄選びのコツ3つ|何を買う?【賢者の選択】 銘柄

小野です。

米国株の銘柄選びのコツ3つです。

これから米国株を始めようと思っていたり、まだ慣れていない人は、どんな銘柄選びをしたらいいか知りたい人もいると思います。

やはり世界の中心である米国市場には、優良銘柄が多くて魅力的です。

そこで、本記事では米国株の銘柄選びのコツ3つについて書きました。

賢い選択をしたい人は参考にしてください。

米国株の銘柄選びのコツ3つ

米国株の銘柄選びのコツ3つ

米国株で銘柄選びをするときは、以下のコツ3つを考えるといいです。

  1. 聞いたことある企業の銘柄
  2. 配当株かグロース株か
  3. セクターを分散する

上記の3つについて考えながら銘柄選びをするといいです。

最初に言っておきますが、ナウい銘柄のFAANMG(フェイスブック、アップル、アマゾン、ネットフリックス、マイクロソフト、グーグル)のグロース株6点張りをするようなザコにはならないようにしてください。

1. 聞いたことある企業の銘柄

まず米国株の銘柄選びをするときは、聞いたことのある名前の会社にします。

これは絶対です。

例えば、以下の企業です。

スターバックス(SBUX)、ナイキ(NKE)、マクドナルド(MCD)、アップル(AAPL)、アマゾン(AMZN)、コカ・コーラ(KO)、ディズニー(DIS)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、P&G(PG)、ペプシコ(PEP)

これが全てではありませんが、こういった聞いたことのある企業です。

なぜ、知っている名前の企業の銘柄がいいかと言うと、これらの企業は世界中で全ての国民に馴染みのある企業で、ある程度何をやっているか分かる企業だからです。

米国株で長期投資をする上で、聞いたことある企業の銘柄を保有するのは鉄則であり絶対です。

知っている銘柄でないと、暴落、調整相場のときに信用できなくなりすぐに売ってしまい、結局高値掴み安値売りで損をして「株はダメだ。もうからねえ。」などと素人丸出しの発言をすることになります。

例えば、資本財セクターの航空宇宙・防衛の企業がいくら巨大企業で優良だと言われてもよく分からないと思います。私も分かりません。

しかし、コカ・コーラやプロクター・アンド・ギャンブル、マクドナルドは何をやっている会社か聞いただけで分かります。

このように、知っている会社のことはある程度分かりますし信用できるので、長期投資をする上で、知っている会社を選ぶのは絶対条件なわけです。

 

2. 配当株かグロース株か

米国株で銘柄選びをするときは、配当株かグロース株かも考えた方がいいです。

ここで言う配当株とは、ある程度配当利回りが高めで大型優良株です。グロース株とは低配当や無配の銘柄です。

配当株

例えば、配当株としてはマクドナルド(MCD)、ペプシコ(PEP)、フィリップモリス(PM)など大型企業で安定して稼ぎ続けることができる企業で、株主還元を積極的に行っている銘柄です。

そもそも配当とは、投資家が株を保有しつつ得れる確実なリターンになります。

一方で、無配の場合は株を売却しないとリターンが得れませんので、どこかで株を売却して利益を確定しなければいけないので、長期投資にはそもそも向いていません。

配当銘柄であれば株価が下がると配当利回りが高くなるので、優良配当株は買い支えられやすい特徴がありますので安定しています。

グロース株

グロース株はアマゾン(AMZN)、ネットフリックス(NFLX)、フェイスブック(FB)などです。

これらの企業は当然ですが無配なので、配当金はありません。

よって、株価の値上がりを期待して保有する銘柄になります。

しかし、グロース株の株価の上昇は企業の将来性に掛けていることを考えると、その企業の希望が薄れた場合に暴落することは間違いありません。

また、配当を再投資できませんので元本を雪だるま式に増やすことができません。

このように、銘柄の中には積極的に配当を出している銘柄と無配の銘柄がありますので、投資家は考えなければいけません。

 

3. セクターを分散する

銘柄を選ぶときは、必ずセクターを分散させるようにします。

米国株には11セクターがありますので、景気局面などを考えながらバランスよく保有することが大切です。

例えば、フェイスブックやグーグルに惚れたからと言って、その銘柄やセクターだけ多く保有したりしないことです。

そのような集中投資はザコ丸出しなのでやめましょう。

そのように、偏って保有をしていると強気相場ではいいものの、弱気相場ではウエイトが大きい分、かなりの勢いで下落しますので、自分の保有しているポートフォリオ下落の割合いが大きくなります。

また、セクターは全て同じ動きをするのではなく、ある程度強気相場で強いセクター、弱気相場で強いセクターなどがありますので、バランスよく保有することによって安定した運用ができます。

例えば、以下は各セクターと景気局面です。

各セクターと景気局面

セクター 英語表記 景気局面
1 生活必需品 Consumer Staples 不況に強い
2 ヘルスケア Health Care 不況に強い
3 公共事業 Utilities 不況に強い
4 情報技術 Information Technology 景気回復、いつでも強い
5 資本財 Industrials 好況に強い
6 エネルギー Energy 景気後退に強い
7 通信サービス Communication Services 不況に強い
8 一般消費財 Consumer Discretionary 好況に強い
9 金融 Financials 景気回復に強い
10 素材 Materials 好況に強い
11 不動産 Real Estate 回復に強い、違った動き

このように、各銘柄の所属するセクターによって特徴がありますので、同じセクターだけ保有するよりも分散した方がいいです。

 

米国株の銘柄選びの神髄

米国株の銘柄選びの神髄

さて、銘柄選びの3つのコツをお話ししましたが、銘柄選びの神髄と本質も書いておきます。

50年経っても色あせない企業

やはり何をやっているかよくわからない会社の銘柄を保有するよりも、50年経っても存続し続けるであろう銘柄銘柄を選ぶといいです。

例えば、コカ・コーラや、マクドナルドなどの生活必需品、公益事業、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどの医療関係、こういった企業は昔も今もその先も絶対に国民に必要とされる企業なのです。

事実、私たちが子供の頃からコーラ、マクドナルドなどはずっとあると思ます。また、医療が無くなることは100%ありえません。

そして、そういった企業は国民に支持されていたりビジネスの構造上、新規事業者は太刀打ちできませんので、無くなることはまず考えられません。

このようなことから、ウォーレンバフェット氏含め、一般人から資産を築き上げた投資家たちは皆「自分の理解できる企業」だけに投資をしてきたのが事実です。

このように、いつの時代でもあり続ける銘柄を選ぶのが神髄です。

ETFを使う

また、米国株で銘柄選びをするときは、なにも個別銘柄だけを選ぶ必要はありません。

セクター別のETFを使うのも絶大なメリットがあります。

米国株は本当に優良な銘柄が多く、見れば見るほど全て欲しくなる

何でも欲しいバイアス」にかかりやすいです。

例えば、以下は生活必需品セクター(VDC)のトップ10です。

生活必需品セクター(VDC)トップ10

1 プロクター・アンド・ギャンブル PG
2 コカ・コーラ KO
3 ペプシコ PEP
4 ウォルマート WMT
5 フィリップモリス PM
6 コストコ COST
7 モンデリーズ MDLZ
8 アルトリア MO
9 コルゲート・パーモリーブ CL
10 キンバリー・クラーク KMB

このように優良銘柄ばかりで、基本的には全部欲しいところです。

しかし、全部保有するのは管理面、コスト面を考えるとあまり良くありませんし、30銘柄とかを保有するメリットはあまりありません。

なので、こういった場合は全部欲しい気持ちをグッとおさえて、セクターETFを選択するのが賢い選び方です。

ETFでリスクヘッジ

また、セクターETFを使うことによって集中投資のリスクをヘッジすることもできます。

↓例えば、以下はバンガード米国資本財サービスセクターETF(VIS)に対して、同セクターのゼネラル・エレクトリック(GE)のチャートです。

バンガード・米国資本財・サービス・セクターETF(VIS)に対して、同セクターのゼネラル・エレクトリック(GE)のチャート

このように、米国資本財サービスセクターETF(VIS)は200日移動平均線がサポートとなって順調に上昇しているのに対し、同セクターのゼネラル・エレクトリック(GE)は低迷しています。

このように、1銘柄を選択して失敗して塩漬けになっても取返しがつきません。

我慢して塩漬け銘柄とタイマンを張る必要は1ミリもなく、最初からセクターの指数に乗っかればそれが最強なのです。

なので、セクターETFを使うのは賢明だと言えます。

 

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