米国株で長期投資にふさわしい銘柄の選び方5つと銘柄31選

米国株で長期投資にふさわしい銘柄の選び方5つと銘柄【保存版】 選び方・始め方・買い方

小野です。

米国株で、長期投資にふさわしい銘柄の選び方5つと、銘柄になります。

これから米国株で長期投資をしようと思っている人の中には、どういった銘柄を選べばいいのか、銘柄の選び方などを知りたい人もいると思います。

長期投資をするうえでは、銘柄はなんでもいいわけではありません。

本記事では、米国株の長期投資にふさわしい銘柄について書きましたので、参考にしてください。

米国株で長期投資にふさわしい銘柄の選び方5つ

米国株で長期投資にふさわしい銘柄の選び方5つ

では早速ですが、米国株で長期投資にふさわしい銘柄の選び方は以下になります。

 選び方5つ

  1. 大型銘柄で株価が安定している銘柄
  2. ブランド力・競争優位性
  3. 配当銘柄
  4. フリーキャッシュフローが安定してる銘柄
  5. 自分のわかる業種

こういった感じです。

また、結論からすると米国株で長期投資をする上では、心理的に不安にならないような絶対に信頼できる銘柄やETFを保有することが大切です。

では順番に解説します。

1. 大型銘柄で株価が安定している銘柄

一つ目は、ダウ30やS&P500に含まれるような大型企業で、株価が安定している銘柄を選ぶことです。

なぜかというと理由は簡単で、株価が安定しない銘柄を保有していると調整局面などで心理的に不安になって猛烈に売りたくなるからです。

また、効率的市場仮説で考えれば、相場の株価とは考えらる全てのことを織り込み済みでの株価になっているので、安定した株価は業績、ニュース、将来性などを全て見込んだうえでの株価になっています。

したがって、安定した株価の銘柄を選ぶのは安定した波に乗るのと一緒です。

↓安定している株価とはこんな感じです。

安定している株価

このように、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)は安定した株価もそうですが、配当、業績面から見ても優良銘柄なのでこのように安定します。

単純なことのように感じますが、ハッキリ言って結果的に相場で勝つには株価も重要なので、安定した株価の銘柄、ETFを選ぶことは鉄則です。

≫Wikipedia|効率的市場仮説

1-1. 高配当銘柄の注意点

ここで注意した方がいいのは、安定した株価の銘柄は配当利回りが3%以下なのでもう少し欲しいといった場合などに、うかつに高配当利回りの銘柄に手を出さないことです。

そもそも高配当利回りというのは、株価が割安、下落傾向にありますので、場合によっては株価が回復せずに塩漬けになる可能性があります。

↓例えば、現在だとエクソンモービル(XOM)などは安定していません。

現在だとエクソンモービル(XOM)などは安定していません

こんな感じで、エクソンモービルの株価は2014年に最高値をつけて以来、低迷しています。

現在の配当利回りは7.76%となりますので、相対的に見ると高配当利回りになりますが、株価が低迷しているので塩漬けを覚悟して保有することになります。

なので、いくら高配当といってもぶっちゃけ塩漬けは心理的に不安じゃないですか。

もちろん超大型で優良銘柄かもしれませんが、今から選ぶならあえてこういった株価の銘柄を選ばなくても、もっと安定している銘柄を選ぶ方が心理的に安心できるので、長期投資では有利です。

 

2. ブランド力・競争優位性

二つ目は、ブランド力、競争優位性を持つ企業の銘柄を選ぶことです。

ブランド力、競争優位性とは簡単な言葉で言うと、

すでに「その物=その会社」と認知されてるもので、簡単に変わらないことです。

要はどっかのベンチャーがいきなりその競争優位性を奪って勝つことは難しい存在ということです。

2-1. コカ・コーラの例

例えば、コカ・コーラ(KO)を今から上回るようなドリンク会社を作ることは不可能に近いわけです。

なぜかというと、コカコーラは無意識レベルで国民に消費されるようになっているからで、かつ確立されたビジネスモデルがあるからです。

なので、コカコーラと同じような商品で勝負しても100%負けると分かっているので、競合相手は商品をずらして開発したりするので、コカ・コーラというブランドが変わることはありえないのです。

また、ピザを食べるとき、マクドナルドを食べるとき、レストランでソフトドリンクを頼むとき、映画を見るとき、無意識レベルでコカコーラを注文しますよね。

このように、ブランド力、競争優位性の高いブランドは無意識レベルで社会に溶け込んでいて、毎日必ず消費されるようになっているのです。

こういったことからも、ブランド力と競争優位性の強い企業の銘柄は長期保有に向いています。

 

3. 配当銘柄

三つ目は、長期保有をする銘柄を選ぶときは、基本的に配当を出している銘柄を選ぶといいです。

その理由としては、配当金を得て配当を再投資することによって元金(元手資産)を雪だるま式に増やしていけるからです。

一方で、無配の銘柄を保有すると値上がり益でしかリターンを得ることができないのと、実質確定リターンを得るためにはどこかで銘柄を売却しなければいけませんので、長期保有に向いているとは言いにくいです。

3-1. 配当は勝ちゲー

また、シンプルな話で、配当を出す銘柄で株価が安定していて、大きく株価がマイナスにならなければ勝ちしかないです。

勝ちのみです。

だってそうじゃないですか。

もっと言えば、株価が変わらずに配当だけを貰い続けることができれば、100%勝ちしかないですよね。

ちなみに、株価も上がってくれれば万歳です。

なのでそういった面から考えても、株価が安定している企業で連続増配銘柄などを選ぶことによって勝ちゲーになるわけです。

米国株で長期投資をするのには、難しすぎることを考えるよりも思考をシンプルすることが大切です。

また、個別銘柄よりもETFの方が株価は安定しますので、ポートフォリオにはETFを入れることもおすすめします。

 

4. フリーキャッシュフローが安定してる銘柄

4つ目は、フリーキャッシュフローが安定している銘柄を選びます。

フリーキャッシュフローとは、会社が完全に自由に使えるお金のことで、毎年安定してフリーキャッシュフローを生み出している会社の銘柄を選ぶといいです。

フリーキャッシュフローを潤沢に生み出している企業は、そこから配当を支払ったり、新しいことを始めたりできる余裕資金なため、企業の余裕性とも言えます。

↓例えば以下は、コカ・コーラ(KO)のフリーキャッシュフローです。

コカ・コーラ(KO)のキャッシュフロー

このように、コカ・コーラ(KO)は通年すると過去10年に渡り安定したフリーキャッシュフローを生み出しており、フリーキャッシュフローマージンは25.2%です。

一般的な教科書通りでは、営業キャッシュフローマージンが15%くらいだといいと言われていますが、それをはるかに上回ってフリーキャッシュフローが25%ってけっこう鬼です。

↓また、以下はジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)のキャッシュフローです。

ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)のキャッシュフロー

ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)もこのように相当安定したフリーキャッシュフローで、フリーキャッシュフローマージンは24.3%です。

このように、いずれも安定したフリーキャッシュフローだということが分かります。

こんな感じで、米国株で長期投資をするうえでは、フリーキャッシュフローを確認すればある程度その銘柄に自信が持てます。

4-1. グロース株の例

ちなみに、初めて見る人は信じられないかもしれませんが、ネットフリックス(NFLX)のキャッシュフローはこんな感じです。

ネットフリックス(NFLX)のキャッシュフロー

このように、毎年キャッシュフローがマイナスなのは、ネットフリックスがまだ成長段階のグロース株で、銀行から融資を受けながら経営をしているからです。

このように、グロース株は普通に毎年キャッシュフローがマイナスの銘柄もたくさんありますので、一応見ておいた方がいいです。

コカ・コーラ(KO)やジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)とは全く違うと分かります。

 

5. 自分の分かる業種

五つ目は、自分の分かるジャンル、業種の銘柄を選ぶといいです。

自分の理解できる銘柄を保有することによって、米国株で長期投資をしても安心して保有していけます。

例えば、コカ・コーラやP&Gはシンプルで何をしている会社かある程度分かるじゃないですか。

  • コーラはコーラを売ってる会社
  • アップルはマックやiPhone
  • P&Gはファブリーズや髭剃りの生活必需品
  • ナイキはスポーツ、アパレル

このように、理解のできる会社の銘柄を保有することによって、長期投資では心理的にかなり有利になります。

5-1. 分からない業種

一方で、よく分からない業種もあります。

例えば、航空、宇宙、防衛、素材、化学、半導体などです。

これらの企業はそのほとんどが事業的で専門的、大規模なので一般市民には馴染みのない企業が多いです。

ぶっちゃけ聞いただけでもちょっとよく分かんないですよね。。

このように、「ちょっとよくわからないかも」って思ったら適当に保有しない方がいいです。

よく分からない銘柄を長期で保有していると、調整局面などで信用できずに必ず不安になって売りたくなります。

ちょっとバリエーションを見て、PERが低くて割安だったからなどと言って、うかつに手を出さない方がいいです。

細かい数字よりも、コカ・コーラなどみたいにシンプルでよく分かる銘柄の方が長期投資においては間違いなく有利です。

 

米国株の長期保有にふさわしい銘柄31選

米国株の長期保有にふさわしい銘柄31選

米国株の長期投資においてふさわしい銘柄31選です。

 選定条件は以下になります。

  • S&P500に含まれる
  • 株価が安定している
  • 配当&増配
  • フリーキャッシュフローがプラス

各銘柄で違いはありますが、この条件にヒットするように選びました。

あくまでも私目線で選定していますので、詳細は各自調べてください。

 おすすめ銘柄31選

Name Ticer Sector
1 Procter & Gamble Co. PG 生活必需品
2 Coca-Cola Co. KO 生活必需品
3 PepsiCo Inc. PEP 生活必需品
4 Walmart Inc. WMT 生活必需品
5 Colgate-Palmolive Co. CL 生活必需品
6 Costco Wholesale Corp. COST 生活必需品
7 AT&T Inc. T 通信
8 Verizon Communications Inc. VZ 通信
9 Walt Disney Co. DIS 通信
10 Facebook Inc. Class A FB 通信
11 Alphabet Inc. Class C GOOG 通信
12 Amazon.com Inc. AMZN 一般消費財
13 Home Depot Inc. HD 一般消費財
14 McDonald’s Corp. MCD 一般消費財
15 NIKE Inc. Class B NKE 一般消費財
16 Starbucks Corp. SBUX 一般消費財
17 Booking Holdings Inc. BKNG 一般消費財
18 Johnson & Johnson JNJ ヘルスケア
19 UnitedHealth Group Inc. UNH ヘルスケア
20 Merck & Co. Inc. MRK ヘルスケア
21 Bristol-Myers Squibb Co. BMY ヘルスケア
22 Medtronic plc MDT ヘルスケア
23 3M Co. MMM 資本財
24 Union Pacific Corp. UNP 資本財
25 Caterpillar Inc. CAT 資本財
26 Microsoft Corp. MSFT 情報技術
27 Apple Inc. AAPL 情報技術
28 Visa Inc. Class A V 情報技術
29 Adobe Inc. ADBE 情報技術
30 Mastercard Inc. Class A MA 情報技術
31 NextEra Energy Inc. NEE 公益事業

ETFも使いましょう

また、銘柄を選定するときは、なにも個別銘柄だけではなくETFも使うといいです。

やはりETFは個別銘柄と違って、倒産暴落塩漬けのリスクがありませんので、安心して資金を投入できるので長期投資には向いています。

私のポートフォリオも11銘柄中7銘柄はETFにしています。

ヘタな高配当利回りの個別銘柄をチョイスしてしまって、塩漬けになるよりは最初からそのセクターETFにしておいた方がよっぽどいいです。

 

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