米国株の買い方|為替と購入タイミングについて【気にすんな】

購入タイミングと平均値の関係を表したグラフ 選び方・始め方・買い方

小野です。

米国株の買い方で、為替と購入タイミングについてです。

これから米国株の取引きをしようと思っている人の中には、円をドルにするドル転や、為替レートによっての購入タイミングはどうすればいいか気になる人もいると思います。

そこで、本記事では米国株の買い方で為替と購入タイミングについて書きました。

買い方と為替についてある程度知りたい人は参考にしてください。

米国株の買い方|為替と購入タイミングについて

米国株の買い方|為替と購入タイミングについて

では、米国株の買い方や、為替、タイミングについてです。

要点は以下になります。

  1. 買うときにドル転する為替の方法
  2. 為替レートと購入タイミング
  3. 為替リスクを気にしすぎないこと

この3点についてある程度理解しておけば大丈夫です。

では解説します。

1. 買うときにドル転する為替の方法

まず、初歩的なことですが、米国株を買うときの為替については、基本的に証券会社の口座内で円をドルに換えます。

しかし、基本的にどこの証券会社も円建て、ドル建て、どちらでも米国株の購入が可能なので、ドル転してもしなくてもいいので非常に楽です。

なので、ドル転したい場合は口座内で円をドルに換える感じです。

特に難しいことはありません。

したがって、これから米国株を始めようと思っているからと言って、予め米ドルの現金を用意しておく必要はありません。

1-1. 為替手数料

また、ほとんどの証券会社も為替手数料は片道1ドルあたり25銭程度です。

ドル転の場合の為替手数料は無料の証券会社が多いです。

中でも、DMM株は売買のときの手数料も無料となっています。他の証券会社は0.45%です。

基本的に米国株の取引口座は、マネックス、SBI、楽天、DMM株のトップ4社であれば問題ないです。

各証券会社については、米国株で最強におすすめな証券会社トップ4社!【貴族の口座】で書いてますので、後で見てもらえればと思います。

 

2. 為替レートと購入タイミング

次は、為替レートとタイミングについてです。

米国株に投資をしようと思う人は、円高のときに始めた方がいいと思う人もいるかもしれません。

例えば、1ドル103円になるまで待ってからドル転するといった感じです。

しかし、結論からすると、このようにタイミングを見計らった為替をしての購入はしなくて大丈夫です。

なぜならば、長期投資をするのであれば定期的に買い増しをするので、結局は平均値の為替レートに落ち着くからです。

2-1. 為替の平均

↓例えば、以下は毎月積み立てで購入する場合の為替レートのグラフです。

毎月積み立てで購入する場合の為替レートのグラフこのグラフを見て分かると思いますが、

毎月為替レートを気にせずに定期的に購入したとしても、このように為替の平均値に落ち着きます。

要は、1ドル103円のときも買い、1ドル111円のときも買うからです。

つまり、今はレートが悪いからなどと言って、タイミングを見測ろうとしても、結局は平均に落ち着くので、現在の相場のレートで為替をして買えばいいことが分かります。

2-2. 相場は読めない

また、いくら為替のタイミングを見計らっても相場は自分の思惑通りに動かない為、ハッキリ言ってムダです。

例えば、上のグラフの8月の最底値がまた来るかもしれないと予想しても、それは誰にも分からないので、ひたすら待ち続けても機会損失になります。

そのように、もし相場を読めるのであれば誰もが為替だけで億万長者になれますからね。

なので、そのように為替のタイミングを見計らう必要はありません。

1回だけ為替をして、それ以降しないのであればタイミングは気になるかもしれませんが、長期的に複数回ドル転するのであればあまりパフォーマンスに影響はしないです。

 

3. 為替リスクを気にしすぎないこと

米国株を始めようと思っている人の中には、いつまでも

「為替が、、リスクが、、、」

と言い訳ばかりして、いつまでも米国株投資を始めないザコも多いです。

そういった人達は「何でも否定バイアス」にかかっており、特徴としてはまずは勉強してから、などと何年も言い続けていつまでも資産形成を始めない人が多いです。

まず、結論からすると為替リスクはぶっちゃけそこまで気にしなくて大丈夫です。

その理由としては、為替リスクは限定的で、更に米国株のパフォーマンスの方が上回るからです。

3-1. ドル円の範囲

ドル円の過去を振り返り、100円から110円がフェアバリューだと考えると、その範囲内での為替リスクと考えることができます。

ドル円であれば、新興国などと違ってボラティリティが比較的安定しますので、範囲が限定的なのでドル円であればそこまでリスクにおびえる心配はありません。

ちなみに、2010年1月から今日までのドル円の平均は101.49円です。2000年からだと、106.64円です。

つまり、現在は直近のフェアバリュー付近だと言えます。

なので、ドル円であればドル円が歴史的大暴落をして(つまり円高)、円換算しても半値になってしまうなんてことはまず考えられません。

また、複数回に分けて為替をして購入していれば、平均値になっているはずなので円転したときのレートと平均の買付価格はそこまで剥離しないと考えられます。

円転するときに目減りするのを気にするのであれば、だったらドルのまま持っておけばいいのではないかと思います。

また、円転するときも複数回に分けて円転すれば、平均値で円転できますので効率が良いと言えます。

3-2. 米国株のパフォーマンス

↓例えば、以下は米国ダウ30平均と日経平均225の1997年からのチャートです。

米国ダウ30平均と日経平均225の1997年からのチャート

このように、ダウは1997年から数回の大暴落を経ても+275%のリターンとなっていますが、一方で日経平均225は未だに-5.2%です。

このようなパフォーマンスを見れば、米国の方が圧倒的に強いのは一目瞭然なのに、あえて日本株を長期保有するメリットは何かあるのでしょうか。

↓さらに、以下は直近10年の円建てダウ平均と日経平均のチャートです。

ドル建てダウ平均と日経平均のチャート

このように直近10年だけを切り取って円建て換算してもダウの方がリターンが高いです。

そもそも、円建てダウを気にするのは「円に換算したらどうなんだ」などと言っている素人だけです。

なぜならば、配当はドルで受け取るので配当再投資をしている限り、ドル比率が高まるので、基本的に円換算しても意味ないからです。

ちなみに、これは株価だけの推移なので、

日本株よりも配当金が高くて、増配している米国株で同期間に配当を再投資して入れば、圧倒的にダウの方がパフォーマンスが良いことは明らかに証明されます。

したがって、ドル円の為替での目減りするリスクが限定的な範囲だと考えると、米国株を長期保有すればそれを上回るリターンを得れることが分かります。

なので、為替のリスクがと気にしてばかりいるのはムダであると言えます。

 

米国株の買い方と為替のコツ(注文時)

米国株の買い方と為替のコツ(注文時)

米国株を実際に買うときの上手な買い方と、為替でドル転するときのコツを少し書いておきます。

ここで言う買い方とは、実際に口座から買ったりドル転をするときです。

数回に分ける

結論からからすると、

数回に分けてドル転、銘柄注文をすることによって、その日の中でも平均値で買えます。

例えば、20万円分をその日に銘柄に投じるとします。

そのような場合は3回くらいに分けて為替でドル転したり、注文をすれば平均になります。

これは、長期的に見ればそこまでパフォーマンスに影響はしないと思います。

しかし、これによって一度に買った後に急落してしまった場合なども、数回に分けることによってヘッジができます。

要は2回目、3回目は下で買うことになるので、その日の平均になるということです。

つまり、これによって短期的なボラティリティを抑えて上手に買うことができます。

手数料の差はない

ちなみに、何回も買うと手数料が増えるのでは?と思うかもしれませんが、現在の証券会社の手数料は一律0.495%なので、分けて購入しても同じです。

ちなみにDMM株だけは手数料が完全に無料で最強です。

 

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