米ドルの通貨単位|読み方や表記について
米ドルの通貨単位と、読み方・表記は以下の通りです。
1兆ドル(T) | 100兆円 |
1,000億ドル | 10兆円 |
100億ドル | 1兆円 |
10億ドル(B) | 1,000億円 |
1億ドル | 100億円 |
1,000万ドル | 10億円 |
100万ドル(M) | 1億円 |
10万ドル | 1,000万円 |
1万ドル | 100万円 |
1,000ドル | 10万円 |
100ドル | 10,000円 |
10ドル | 1,000円 |
1ドル | 100円 |
- (T)trillion
- (B)billion
- (M)million
米国株では大きな単位をよく使うので、100万ドル(1M)以上をなるべく覚えるようにしましょう。
米ドル単位の簡単な覚え方
簡単な覚え方としては、米ドルの単位と円を直感的に覚えることです。
- 1M=1億円
- 10M=10億円
- 100M=100億円
- 1B=1,000億円
- 10B=1兆円
- 100B=10兆円
最初は慣れないかもしれませんが、そのうち感覚で覚えてきます。
「何万ドル」「億ドル」といった、言い方はあまり覚えなくて大丈夫です。「億ドル」のように覚えると余計に分かりにくくなります。
具体例
例えば、米国株の情報などでは以下画像のように金額が記載されています。
この表がミリオン表記の場合、最初の6が6Mなので末端は6億円だとわかります。※赤枠内。
したがって、順番に数えると3兆7,266億円だと分かります。
表がミリオン表記の場合は、末端は1億単位だと覚えておくと簡単に計算できます。これを「何億ドル」や「何十万ドル」などの言葉で覚えると余計分かりにくくなるので、言い方は考えない方がいいです。
それよりも、ぱっと見で分かるように覚える方がずっと早いです。また、基本的にはどこのサイトもほとんどはミリオン表記になっています。
実際のウェブサイトで米ドルの通貨を見る
実際のウェブサイトで米ドルの通貨単位の読み方や表記を見てみましょう。
今回は例として以下のサイトを確認します。
- ヤフーファイナンス
- モーニングスター
- バンガード
- ブラックロック
ヤフーファイナンス
ヤフーファイナンスで、コカ・コーラ(KO)の時価総額を確認します。
コカ・コーラ(KO)の時価総額(Market Cap)は195.589Bと書いてあります。端数を省略すると195Bです。
1B=1,000億円なので、末端の5Bは5,000億円だとわかります。
順番に計算すると、195B=19兆5,000億円だと分かります。(1,950億ドル)
※分かりやすくするために1ドル100円で計算。
モーニングスター
モーニングスターで、ビールの「サミュエルアダムス」を作っている会社、ボストンビアカンパニー(SAM)を見てみましょう。私の好きな銘柄です。
以下はボストンビアカンパニー(SAM)の売上です。
この表で2018年の売上(Revenue)を見ると、「996」と書いてあります。
この表はミリオン表記なので、末端の6が6M(6億円)です。そして順番に数えると、996億円だと分かります。
つまり、ボストンビアカンパニー(SAM)の2018年の売上は996億円でした。2019年は1,250億円だとすぐに分かります。
バンガード
バンガードのETFで、生活必需品セクターETF(VDC)の純資産を確認します。
ETF純資産の欄には、5.18Bと書いてあります。
カンマ以下を省略すると末端は5Bです。つまり5B=5,000億円です。
そして順番に計算すると、5,180億円だと分かります。
ブラックロック
ブラックロックのETFで、ヘルスケアセクターETF(IXJ)の純資産を確認します。
2,142,017,840ドルと書いてあります。簡単に言うと21億4,200万ドルです。
つまり、2.1Bとなり、2,100億円だとわかります。
正確に言うと、21億4,201万ドル=2,142億100万円です。
このようにして米ドルの通貨を覚えることができます。
慣れていないと難しく感じるかもしれませんが、そのうち「4000万ドル」と言われてもすぐに頭の中で「40億円」だと分かるようになります。
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