米国株|ボラティリティとは?
ボラティリティとは、株価や値動きの価格変動幅のことです。
値動きの幅が大きく、波の荒い動きのことをボラティリティが高い(大きい)と言ったりします。
逆に、値動きや価格変動が安定している動きのことをボラティリティが低い(小さい)と言います。
高いや、大きいなどといった言い方はどちらでも大丈夫です。
正確には、「大きい、小さい」が正式だったと思いますが、基本的に会話では両方使いますし普通に通じるので、どちらでも問題ありません。
英語でボラティリィは「Volatility」と書きます。人によっては、会話の中で「ボラ」と言ったりしますが、ボラティリティのことを言っています。
具体例
具体例として、以下は米日用品世界最大手のプロクター・アンド・ギャンブル(PG:P&G)のチャートです。
PGの株価チャートは値動きが安定していて、ボラティリティが低いのが分かります。
一方で、以下は米大手投資銀行のゴールドマン・サックス(GS)のチャートです。
このようにして、GSの株価は非常に値動きが激しく、波が荒くてボラティリティが高いです。
セクター別のボラティリティ
米国株全11セクターで、ボラティリティが低く安定している順は以下の通りです。
セクター | 英語表記 | |
1 | 生活必需品 | Consumer Staples, Consumer Defensive |
2 | ヘルスケア | Healthcare |
3 | 公益事業 | Utilities |
4 | 通信サービス | Communication Services |
5 | 情報技術 | Information Technology |
6 | 一般消費財 | Consumer Discretionary, Consumer Cyclical |
7 | 素材 | Materials |
8 | 資本財 | Industrials |
9 | エネルギー | Energy |
10 | 不動産 | Real Estate |
11 | 金融 | Financials |
生活必需品、ヘルスケア、公益事業、通信など景気に左右されないディフェンシブセクターは、ボラティリティが低く安定しています。
一方で、金融や消費財、エネルギーなど景気に左右されるセクターは、ボラティリティが高い傾向にあります。
あまりにも荒くてボラティリティの高い銘柄を保有していると、精神的に不安になって途中で売りたくなる場合が多いです。
個別銘柄を選ぶときは、なるべくボラティリティが低く、値動きが安定した銘柄の方が安心して長期保有できます。
ジェットコースターのような動きをする銘柄は、気になってとても長期で保有していられません。
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