米国株の売買単位は何株から?【1株から買えるメリット2つ】

米国株の売買単位は何株から?【1株から買えるメリット2つ】 選び方・始め方・買い方

小野です。

米国株の売買単位についてです。

これから米国株を始めようと思っている人などは、米国株の売買単位だったり、何株から買えるのか知りたい人もいると思います。

結論からすると、米国株の売買単位は1株からなのですが、本記事では1株から買えるメリットやどういった銘柄を選べばいいかのアドバイスも書きました。

1株から始めた米国株で金持ちになりたい人は、参考にしてください。

米国株の売買単位は何株から?|1株から買えるメリット2つ

米国株の売買単位は何株から?|1株から買えるメリット2つ

では早速ですが、結論からすると米国株の売買単位は

1株からになります。

どこの証券会社であっても、基本的には1株から購入できます。

ETFでも同じで1株からです。

なので、コカ・コーラ(KO)の株を買おうと思っている場合は、現在の株価が約45ドルなので、5,000円くらいから買えることになります。

また、1株から買えるメリットとしては以下があります。

  1. 資金の少ない人でも始めやすい
  2. 買い増し、配当の再投資がしやすい

こういった点です。

そもそも、長期投資をするうえで上記の点は最大のメリットとも言えます。

1. 資金の少ない人でも始めやすい

米国株投資をする上で、売買単位が1株からなのは資金の少ない人にとっても最大のメリットとも言えます。

資金の少ない人にとっても、初期投資の費用を計算したうえで株数を決めれますし、最初に10銘柄程度に分散してポートフォリオを構築する場合でも、1株から決めれるので非常に始めやすいです。

例えば、最初に10万円程度あれば十分に分散された米国株のポートフォリオを構築することができます。

しかし、これが日本株だと単元株とかいうザコすぎる制度があるため、最初に10銘柄に分散させるとすると200万円くらい必要になってきます。

こういった面から考えると、やはり米国株の売買単位が1株からなのは資金の少ない人にとっても有利だと言えます。

2. 買い増し、配当の再投資がしやすい

売買単位が1株からなのは、定期的に買い増しをしたり、配当再投資をして運用していく長期投資家には非常に有利です。

1株から購入できるということは、配当金を得たらすぐに毎月の積立額と合算して配当を再投資して新たな1株を購入できます。

米国株投資をするうえでは、このように買い増し、配当を再投資して1株からでもいいので保有株数を増やすのが王道で勝ち組の投資方法です。

なぜならば、保有している銘柄の株数を増やすと次回の配当金が確実に増えるからです。

次回の配当金が増えると、更にそれを毎月の積立と合算して再投資する場合も次回は更に多く買えます。

このように配当を再投資して確実に資産を拡大させていくのが米国株の長期投資においては、効率が良いですし誰にでもできる堅実な運用方法です。

逆に言うと、米国株でデイトレのようなスタイルは株価が上がるか下がるかをひたすら予想し続けるギャンブルなので、そういった投資は長期投資には向いていません。

遊びでする分にはいいと思いますが、長期で運用する場合はやはり配当を再投資して元金という資産を拡大させていく方が確実です。

また、売買単位の数が決まっている日本株も非常に買い増しがしにくいので、長期投資には向いていないと言えます。

 

1株から買うなら連続増配株

1株から買うなら連続増配株

1株から買うなら連続増配株がおすすめです。

米国株では、1株あたり配当金(DPS)を何十年と増配し続けている企業がたくさんあり、25年以上、50年以上連続増配などはもはや当たり前です。

私のポートフォリオでもコカ・コーラ(KO)57年、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)57年、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)63年、を保有しています。

なぜ連続増配株がいいかというと、例えば以下の理由になります。

  1. リターンを押し上げる
  2. S&P500指数などの市場平均を上回る実績

例を出すならこういった感じです。

1. リターンを押し上げる

連続増配株というのは、毎年1株あたりの配当を増配していることです。

今年の1株あたり配当が1.5ドルであれば、来年は1.52ドル、再来年は1.53ドルといった感じです。

例えば以下は、61年連続増配の配当王スリーエム(MMM)の配当履歴ですが、毎年配当が増えているのが分かると思います。

61年連続増配の配当王スリーエム(MMM)の配当履歴

このように、毎年連続増配をしている銘柄に配当を再投資し続けることによって、保有数を増やしやすいのと、配当によるリターンの比率が高まりますのでトータルリターンを押し上げます。

例えば、株価のリターンが20%のうち、配当の割合が7%などといった感じです。

配当が無ければ13%のリターンです。

2. S&P500指数などの市場平均を上回る実績

米国市場の歴史を振り返ると、いつの時代も連続増配銘柄は市場平均であるダウ30や、S&P500指数を上回って来ました。

↓例えば、以下の3銘柄に最初に10,000ドル投じて、2005年から配当を再投資して保有していた場合のリターンは以下になります。

Ticker Name Allocation
MMM 3M Company スリーエム 35.00%
MCD McDonald’s Corporation マクドナルド 35.00%
PEP Pepsico Inc ペプシコ 30.00%

3銘柄に最初に10,000ドル投じて、2005年から保有していた場合のリターン

結果、3銘柄のポートフォリオ(青)は2019年末までで55,083ドル(+450%)に対し、S&P500は35,770ドル(+257%)となりました。

このように連続増配銘柄のポートフォリオはぶっちぎりでS&P500を上回って来ました。

この理由としては、連続増配を何十年もするような優良企業の株価は伸びやすいのと、更に配当を増配しているので、値上がり益と配当のダブルのリターンが得れるからです。

このようなことからも、売買単位が1株から買える米国株で配当を再投資しながら保有していくのは長期投資において王道の投資だと言えます。

 

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