米国株のポートフォリオをETFで構築する【無敵】

米国株でセクター別の銘柄トップ20【S&P500と比較】 ポートフォリオ

小野です。

米国株のポートフォリオをETFで構築したり、ポートフォリオにETFを組み込むと無敵になります。

 

これからポートフォリオを構築したり、ETFを入れるか考えている人も多いと思います。
私のポートフォリオも半分以上はETFです。

 

ということで本記事では、米国株のポートフォリオをETFで構築することについて書きましたので、参考にしてください。

 

 

米国株のポートフォリオをETFで構築する【無敵】

米国株のポートフォリオをETFで構築する【無敵】

では早速本題に入ります。

結論からすると、米国株のポートフォリオをETFで構築するのはけっこう無敵です。

その理由としては以下です。

 

 ETFが無敵な理由

  1. 安心して買い増し、積立できる
  2. 個別銘柄のリスクを徹底排除できる
  3. 指数が最強

基本的には、初心者であってもETFを保有することによって、安心して米国株の運用ができます。

 

1. 安心して買い増し、積立できる

米国株を長期で運用するにあたり、最も大事なことの一つは定期的に給料から積み立てたり、買い増しすることです。

なので、絶対的に安心して保有できる銘柄でないといけません。

 

そういった面からすると、ETFをポートフォリオに組み込んでいる方が個別銘柄と違って安心して積み立て、買い増しをしていけます。

なぜならば、ETFであれば個別銘柄ほど細かくウォッチする必要はなく、最強の企業の銘柄に最初から分散されているからです。

例えば、株価が低迷していたり、少し理解できなかったり、不安要素のある銘柄を個別で持っているよりは、その銘柄のセクター別のETFを保有している方が1万倍安心して長期で運用できます。

 

2. 個別のリスクを徹底排除できる

ETFを保有することによって個別株を持つリスクが徹底排除されます。

そもそも、個別株を持つ最大のリスクとは倒産、暴落、心理的不安です。

 

個別銘柄を保有していると、常にこのようなリスクがあります。

もちろん、絶対に信用のおけるごく一部の優良銘柄だったら大丈夫かもしれません。

しかし、少し不安要素のある銘柄を保有すると、強気相場ではいいものの、ひとたび悪材料が流れたり調整局面で株価が下がると不安でしかなくなります。

そうなると、常に売るか売らないかを迷うことになり、株価を毎日チェックする軟弱な投資家に陥ります。

 

したがって、このようなリスクを排除するためにETFを選択するのは最適だと言えます。

米国株を長期で運用するには、個別銘柄の場合は絶対に信用できる企業でないといけませんので、本当に一生ホールドできる個別銘柄はごく一部です。

 

3. 指数が最強

まだあまり経験のない投資家ほど、なぜかETFではなく個別銘柄を保有しようとします。

しかしながら、過去を振り返ると長期的に見れば市場平均や指数を上回ることが難しいことが歴史的に証明されています。

なので、一般投資家であれば各指数に連動するETFを保有しているのが最適とも言えます。

 

また、一般投資家のリスク許容度は実際は自分で思っているほど高くないことを考えると、個別銘柄を保有しているときに調整局面で心理的に不安になって手仕舞ってしまうことも考えられます。

そういった面からすると、一生手放さずに保有していけるETFは、短期的なリターンはまずまずだとしても長期的に見れば最大のリターンを返してくれることが期待できます。

 

ポートフォリオの中でセクターを分散させるときも、セクター別のETFを使うと効率が良いです。

例えば、ヘルスケアセクターの個別銘柄を3つ保有するとすれば、ヘルスケアセクターのETFでもいいと思いますし、個別1、ETF2でもいいと思ます。

このようなことから、各指数に連動するETFを保有することは一つの最適解だと言えます。

事実、ウォーレンバフェット氏が遺産の90%をバンガードのVOO(S&P500指数連動ETF)で運用するように妻に残しています。

 

ETFでポートフォリオを構築する例

ETFでポートフォリオを構築する例

実際に、米国株でポートフォリオ構築する例です。

例えば、上記画像は実際の私のポートフォリオになりますが、こんな感じでETFと個別銘柄を使ってポートフォリオを構築するのもいいと思います。

 

私の場合ですと、10銘柄のうち、7銘柄はETFで3銘柄は個別銘柄になります。

基本的には不況に強いセクター(生活必需品、ヘルスケア、公益事業)がポートフォリオの60%で、値上がり益が期待できるETFとしてVGT、VOOを入れています。

 

また、配当に関しては、KO、JNJ、PGが配当王(50年以上連続増配)、VYMは高配当、VIGは連続増配銘柄で、VDCは配当利回りが高い、VHTもまあまあ、こんな感じで、ディフェンシブ銘柄を織り交ぜながらも配当もある程度重視しています。

 

全セクターを使うETFのポートフォリオ

基本的に米国株でポートフォリオを構築するときは、4つの景気局面(好況、後退、不況、回復)に合わせて銘柄やセクターを選びます。

そこで、今回は4つの景気局面を均等に分散するにはどのようなセクターETFを使えばいいか考えてみました。

全セクターを使うETFのポートフォリオ

↑まず、米国株のセクター11種類のうち、全セクターのETFを均等に保有するとこんな感じになります。

 

↓しかし、これだと景気局面において偏りが出てきます。

全セクターを使うETFのポートフォリオ

景気後退局面に唯一強いのはエネルギーセクターになりますが、全セクターETFを均等に1つずつ保有すると後退局面が少なくなります。

なので、どうしても均等に保有したい場合はエネルギーセクターの割合を少し多め、もしくはVDE、IXCの2銘柄などにするといいと思います。

 

絶対に安心できる運用をする

そんな感じで、やはりETFは個別に比べて圧倒的に安心して保有していけます。

何度も書きますが、長期保有するには絶対的に安心できる銘柄を選ぶ必要があります。

 

また、目先の株価ばかり気にした売買を頻繁に繰り返すのも良くありません。

例えば、米大手資産運用会社フィデリティの調査によると2003年~2013年にかけて最もパフォーマンスが良かったのは、1位亡くなっていた人、2位運用しているのを忘れていた人だったそうです。

つまり、一度安心できる銘柄を保有したら、後は定期的に配当を再投資して寝ていればいいのです。

 

したがって、一般投資家は安心のできるごく一部の優良銘柄やETFを保有し、地道に配当を再投資していくのが近道と言えます。

 

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