小野です。
米国株、ETFで毎月配当を得るポートフォリオの組み方です。
これから米国株を始めようと思っている人の中には、米国株で毎月配当を得るにはどんな感じでポートフォリオを構築すればいいのか知りたい人もいると思います。
そこで本記事では、米国株で毎月配当を得るポートフォリオの組み方について書きましたので、参考にしてください。
私のポートフォリオも実は毎月配当が入るようになっています。
米国株・ETFで毎月配当を得るポートフォリオの組み方
では早速ですが、
米国株で毎月配当を得るポートフォリオを10銘柄で構築してみました。
あくまでも例ですが、組み方としてはこんな感じです。
毎月配当のポートフォリオ
権利落ち | ティッカー | セクター | 増配年数 |
1.4.7.10 | PG:プロクターアンドギャンブル | 生活必需品 | 63 |
2.5.8.11 | JNJ:ジョンソン・エンド・ジョンソン | ヘルスケア | 57 |
MCD:マクドナルド | 一般消費財 | 43 | |
AAPL:アップル | 情報技術 | 7 | |
MMM:スリーエム | 資本財 | 61 | |
3.6.9.11 | KO:コカコーラ | 生活必需品 | 57 |
3.6.9.12 | VOO:S&P500 | 情報技術、ヘルスケア、金融 | 5 |
VPU:公益事業ETF | 公益事業 | 3 | |
VDE:エネルギーETF | エネルギー | 1 | |
7.12 | DIS:ウォルト・ディズニー | 通信 | 3 |
こんな感じのポートフォリオだと、毎月配当を得れます。
また、ある程度分散も効いているのでバランスがいいですし、高配当銘柄も狙えます。
ちなみに米国株は、銘柄にもよりますが権利落ち日から、個別銘柄は2~3週間後くらいに入金になります。ETFは早くて、権利落ちから4日くらいで入金になります。
ポートフォリオ
↓ポートフォリオはこんな感じです。
こんな感じで10銘柄くらいに均等分散させると、買い増しするときは評価の低い銘柄を買えばいいので迷わなくてすみます。
また、ポートフォリオの中にETFを組み込んでいますが、個別銘柄でもいいと思います。ただ、ボラティリティが高かったり、エネルギー株のように難しいセクターなどはETFにしておいた方が長期的には心理的に有利です。
毎月配当のポートフォリオを組む手順
米国株で、毎月配当を得る手順になります。
- 配当月を調べる
- ある程度景気循環を考える
- 銘柄、ETFを決める
こういった感じで毎月配当を得るポートフォリオを構築していきます。
米国株の配当月については、基本年4回で銘柄によって決まっています。
ここで、大事なのはある程度景気循環を考えて、分散させて銘柄を組み込むことです。
例えば、フェイスブック、アマゾン、アップルなどのナウい銘柄に惚れたからと言って、その銘柄の割合だけ高くしたりしないことです。
そのように、均等分散ではなくある銘柄だけ多く保有すると、その銘柄が暴落したときにポートフォリオに与える影響が大きくなります。
なので、ポートフォリオの配分は均等に分散するのがおすすめです。10銘柄を均等に保有していれば1銘柄が10%下げても全体に与える影響は1%になりますので安定します。
ダウ30銘柄の配当月一覧
↓ちなみに、ダウ30銘柄の配当月(権利落ち日の月)は以下になります。
1月、4月、7月、10月 | |||
JPM | ジェイピー・モルガン・チェース | MRK | メルク |
CSCO | シスコシステムズ | NKE | ナイキ |
2月、5月、8月、11月 | |||
VZ | ベライゾン・コミュニケーション | AAPL | アップル |
CAT | キャタピラー | AXP | アメリカン・エキスプレス |
PG | プロクター・アンド・ギャンブル |
3月、6月、9月、12月 | |||
DOW | ダウ | MSFT | マイクロソフト |
XOM | エクソン・モービル | V | ビザ |
IBM | アイビーエム | GS | ゴールドマン・サックス |
PFE | ファイザー | UNH | ユナイテッドヘルス・グループ |
CVX | シェブロン | TRV | トラベラーズ・カンパニーズ |
WBA | ウォルグリーン・ブーツ | MCD | マクドナルド |
MMM | スリーエム | UTX | ユナイテッド・テクノロジーズ |
JNJ | ジョンソン・エンド・ジョンソン | HD | ホームデポ |
INTC | インテル | BA | ボーイング |
変則 3月、5月、8月、12月など | |||
KO | コカコーラ | DIS | ウォルト・ディズニー |
WMT | ウォルマート |
ダウはこんな感じです。
米国株で毎月配当を得たらすかさず再投資
米国株で、毎月配当のポートフォリオを構築したら当然毎月配当を得ます。
そこで重要なのは、配当を得たらすかさず配当を再投資することです。
配当を再投資することによって、保有している銘柄の株数が増えますので次の配当が増えるからです。
毎月配当+積立は最強
米国株を長期で運用する場合は、このようにして配当の再投資と、給料などから積み立てして元金を増やしていくことによって、確実に資産を拡大していくことができます。
投資額が少ない人は、1回の配当を得ても再投資するには少ない場合もあります。そのようなときは、翌月の配当を得るまで待っても大丈夫ですし給料と合算して再投資してもいいと思います。
そういった面からすると、米国株は日本株と違って高配当で、しかも1株から買えるので長期運用に向いていると言えます。
とにかく大事なことは、定期的に買い増しと積み立てを続けることです。
↓例えば、300万円を元手に毎月3万円の買い増しで、6%で30年運用するとこれだけ差が出ます。
このように配当を再投資するかしないかで、将来のリターンに差が出るのは明白です。
なので毎月配当を得たら必ず配当を再投資するようにします。
毎月配当は嬉しい
やはり米国株で運用をするのは、年4回の配当も魅力的ですし毎月配当を得ると単純に嬉しいです。
また、米国株を始めたばかりの投資家や初心者にとっても、毎月配当を得ることによって実感が沸きますしモチベーションが高くなり、投資意欲が増しますのでとてもいいことです。
無配の銘柄は注意
一方、毎月配当と対局なのは無配の銘柄です。
例えば、アマゾン(AMZN)、フェイスブック(FB)、ネットフリックス(NFLX)、アルファベット〔グーグル〕(GOOG)などです。
これらの銘柄は無配なので、株価の値上がりでしかリターンを得ることができません。
したがって、これらの銘柄で長期運用をしていても、どこかで売却して利益を確定させないと実質リターンを得れませんので、長期保有には向いていないと言えます。
やはり、長期で運用するには、必ず貰えると分かっている配当を確実に積み上げていくことが大切です
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