米国株・情報技術セクターについて【完全版】

米国株・情報技術セクターについて【完全版】 セクター

小野です。

米国株で情報技術セクターについてです。

これから米国株を始めたり、すでに米国株投資をしている人の中にも、情報技術セクターについてある程度知りたいって人もいると思います。

また、特徴やリターンも知りたいところですよね。

 

そこで本記事では、米国株の情報技術セクターについて書きました。

情報技術セクターで爆益を手にしたい人は、参考にしてください。

米国株・情報技術セクターについて

米国株・情報技術セクターについて

では早速ですが、
米国株の情報技術セクターについて、以下の内容で書いていきます。

 情報技術セクター

  1. 特徴
  2. 概要・ETF
  3. トップ20銘柄
  4. 情報技術セクター vs S&P500
  5. 情報技術セクタートップ10 vs S&P500
  6. 騰落率

これらの情報を知っておくことで、情報技術セクターの基本的な内容については把握できると思います。

結論からすると、情報技術セクターの過去リターンはとても高く、全11セクターの中でもトップクラスです。

基本的には、配当というよりも値上がり益を重視して保有するセクターです。

私もセクターETFのVGTを保有しています。

 

1. 特徴

まず最初に、
基本的な情報技術セクターの特徴としては、以下になります。

 情報技術セクターの特徴

  • 景気回復局面に強いセクター
  • 下落耐性は中程度
  • 配当は低め
  • 長期連続増配は少ない
  • 馴染みのある銘柄が多い
  • S&P500を上回る傾向

上記の特徴があります。

 

1-1. そもそも情報技術とは

そもそも、情報技術とは何かについて、最初に書いておきます。

情報技術とは、英語で「Information technology」となり、つまりIT系です。

簡単に言うと、パソコンとかスマートフォンの開発、ソフトウェアやプログラムなどそっち系です。

なので、一般国民でも知っている企業としては、実際に国民に使われている製品を作っているアップル(AAPL)、マイクロソフト(MSFT)などがあります。

逆に、情報技術セクターの中でも半導体や電子装置などを作っている企業は、裏方なので一般国民には馴染みのない会社が多いです。

 

1-2. 情報技術セクターの未来

情報技術セクターの未来としては、今後まだまだ発展すると思います。

そもそもですが、15年~20年前くらいを振り返れば、まだテレビは正方形のブラウン管で液晶面も湾曲している形でした。

パソコンを使わない人の方が多く、むしろ持っている家庭の方が少なかったです。

もっと、言えばそれより以前はパソコンなんてありませんでした。

つまり、パソコンなどのITは人類史上たった30年程度の歴史と考えると、まだスタート地点と言っても過言ではありません。

情報技術は今後も必要とさせるセクターです。

 

2. 概要・ETF

情報技術セクターは、米国株全11セクターのうちの1つです。

英語表記は以下になります。

  • Technology
  • Information technology

基本的にどこのサイトでも、上記2パターンで表記されています。

 

2-1. 銘柄数

所属 銘柄数
米国情報技術セクター 593
S&P500 65
ダウ30 5
情報技術セクターETF(VGT) 316
情報技術セクターETF(IXN) 119

現在、米国に上場している情報技術セクター全銘柄数は593銘柄です。

そのうち、S&P500に含まれるのは65銘柄です。

ダウ30に選ばれている情報技術セクターの銘柄は5銘柄で、以下になります。

  • AAPL|Apple Inc.
  • MSFT|Microsoft Corporation
  • INTC|Intel Corporation
  • CSCO|Cisco Systems, Inc.
  • IBM|International Business Machines Corporation

アップル、マイクロソフトは実際に使っていますので、誰でも知っています。

そのほか、システム系の企業は表立って製品を発売していないので、馴染みが無いかもしれません。

世界のマーケットの中心である米国ダウ30に選ばれている、これら5銘柄は世界を代表する情報技術セクターの銘柄と言えるでしょう。

 

2-2. 情報技術セクターETF

主な情報技術セクターのETFとしては、以下があります。

  • バンガード:VGT
  • ブラックロック:IXN

基本的に情報技術セクターETFを検討する場合は、このどちらかで検討すればオッケーです。

2つのETFの概要は以下になります。

バンガード ブラックロック
ETF VGT IXN
国籍 米国 グローバル
米国籍割合 100% 80.06%
銘柄数 316 119
経費率 0.100% 0.460%
設定日 2004年1月 2001年11月
直近利回り 1.12% 0.99%
直近10年リターン 15.51% 13.37%
直近5年リターン 16.37% 14.79%
PER 23.2倍 29.93倍
純資産総額 29.90B 3.56B

基本的に、バンガードの情報技術セクターETFは米国籍のみで構成されていて、ブラックロックはグローバルになります。

また、ETF純資産もバンガードが2兆9,900億円、ブラックロックは3,560億円となりますので、バンガードVGTの方が圧倒的に規模が大きいです。
※1ドル100円

ちなみに、S&P500(VOO)のETF純資産は13兆2,380億円になります。

 

2-3. 情報技術セクター内構成比率

米国情報技術セクター内(VGT)でも、更にインダストリーは以下のように分かれています。

セクター VGT
システム・ソフトウェア 21.50%
テクノロジー ハードウェア・コンピュータ記憶装置・周辺機器 19.50%
情報処理・外注サービス 15.40%
半導体 15.40%
アプリケーション・ソフトウェア 12.80%
情報技術コンサルティング・その他のサービス 4.60%
通信機器 3.80%
半導体装置 2.30%
Internet Services & Infrastructure 1.50%
電子装置・機器 1.10%
電子部品 0.90%
電子製品製造サービス 0.70%
テクノロジー ディストリビュータ 0.50%
100%

基本的には、こんな感じでIT系です。

まあとりあえず、そっち系ではない人はよく分からない内容が多いです。

 

2-4. 情報技術セクターのPER

情報技術セクターのPERは以下になります。

セクター 表記 バンガード ブラックロック
情報技術 Technology VGT PER 26.3 IXN PER 28.14

もちろん、時期によって変わりますが、そもそもETFは分散されていますのである程度一定です。

ちなみに、S&P500の直近30年の平均PERは20倍~25倍なので、比較するとすれば情報技術セクターのPERは普通だと言えます。

 

3. トップ20銘柄

情報技術セクタートップ20銘柄は以下になります。
※米国籍のみ

Ticker Company Market C 利回り 増配
1 AAPL Apple Inc. 1455.90B 0.91% 7
2 MSFT Microsoft Corporation 1412.57B 1.01% 16
3 INTC Intel Corporation 252.77B 2.11% 5
4 NVDA NVIDIA Corporation 216.39B 0.18% 7
5 ADBE Adobe Inc. 186.78B
6 CSCO Cisco Systems, Inc. 184.39B 3.30% 9
7 ORCL Oracle Corporation 161.81B 1.77% 8
8 CRM salesforce.com, inc. 155.02B
9 ACN Accenture plc 129.68B 1.15% 9
10 AVGO Broadcom Inc. 117.44B 4.43% 10
11 TXN Texas Instruments Incorporated 114.36B 2.58% 16
12 IBM International Business Machines Corporation 104.78B 5.45% 20
13 QCOM QUALCOMM Incorporated 94.52B 3.09% 9
14 FIS Fidelity National Information Services, Inc. 82.93B 1.04% 3
15 INTU Intuit Inc. 72.46B 0.76% 9
16 NOW ServiceNow, Inc. 71.52B
17 FISV Fiserv, Inc. 66.85B
18 AMD Advanced Micro Devices, Inc. 61.87B
19 MU Micron Technology, Inc. 53.96B
20 AMAT Applied Materials, Inc. 50.78B 1.59% 2
2.10%

代表的な銘柄は上記になります。

 

3-1. 情報技術セクタートップ

情報技術セクター1位はアップル(AAPL)で時価総額は145兆5,900億円、2位はマイクロソフト(MSF)で141兆2,570億円です。

3位インテル以下は25兆2,770億円となりますので、アップルマイクロソフトがどれだけ巨大かが分かります。

ちなみに、同セクター日本トップはキーエンスで時価総額は10兆5,795億円になりますので、米国がどれだけデカいか分かりますね。

 

4. 情報技術セクター vs S&P500

情報技術セクター vs S&P500です。

基本的には、セクターETFを使って比較します。

最初に各銘柄に10,000ドル投資をして、配当再投資をして現在まで保有していた場合のトータルリターンを比較します。

バンガードVGTが設定された2004年から現在までです。

情報技術セクター vs S&P500

結果、トータルリターンが最も高かったのは、1位バンガードVGT(+534%)、2位ブラックロックIXN(+386%)、3位S&P500(+239%)でした。

 

4-1. 米国籍だけが強い

これを見て分かるのは、基本的に情報技術セクターは米国籍だけの方が強いです。

なので、あえてリターンの弱い外国籍も含めた情報技術セクターでなくてもいいことが分かります。

 

5. 情報技術セクタートップ10 vs S&P500

情報技術セクタートップ10 vs S&P500です。

2005年から最初に10,000ドルを投資して、現在まで保有していた場合のトータルリターンを比較します。

※期間を長く測定するために、CRM、AVGOは除いています。

↓銘柄は以下になります。

Ticker Name Allocation
1 AAPL Apple Inc. 10.00%
2 MSFT Microsoft Corporation 10.00%
3 INTC Intel Corporation 10.00%
4 NVDA NVIDIA Corporation 10.00%
5 ADBE Adobe Systems Incorporated 10.00%
6 CSCO Cisco Systems, Inc. 10.00%
7 ORCL Oracle Corporation 10.00%
8 ACN Accenture plc 10.00%
9 TXN Texas Instruments Incorporated 10.00%
10 IBM International Business Machines Corporation 10.00%

情報技術セクタートップ10 vs S&P500

結果、情報技術セクタートップ10のポートフォリオ(青)のトータルリターンは、150,020ドル(+1400%)、S&P500は35,930ドル(+259%)となりました。

このようにして、情報セクタートップ10は大幅に市場平均を上回るリターンとなりました。

 

↓ちなみに、マイクロソフト(MSFT)とアップル(AAPL)の2銘柄を1990年から保有してた場合は以下になります。

マイクロソフト(MSFT)とアップル(AAPL)の2銘柄を1990年から保有してた場合

結果、信じられないかもしれませんが、アップルとマイクロソフトのポートフォリオは最初に10,000ドル(約100万)を投じて、配当を再投資していただけで現在までに

7,447,856ドル(約7億4,478万円)+74378% になっています。

とても信じられませんが事実です。

つまり最初に1,000万円投資していたら、現在70億です。汗

 

6. 騰落率

米国情報技術セクターの騰落率です。

期間を長く測定するため、先ほどの情報技術セクタートップ10のポートフォリオで見ます。

結論からすると、情報技術セクターの下落耐性は全11セクターのうち、中程度です。

とびっきり強いわけではありません。

例えば、リーマンショックではS&P500が-50.97%下落したのに対し、情報技術セクタートップ10は-50.85%と市場平均と同等程度でした。

1 2002年2月 2002年9月 8ヶ月 2004年10月 2年1ヶ月 2年9ヶ月 -50.85%
2 2007年11月 2009年2月 1年4ヶ月 2010年12月 1年10ヶ月 3年2ヶ月 -47.55%
3 2018年10月 2018年12月 3ヶ月 2019年4月 4ヶ月 7ヶ月 -19.26%
4 2011年5月 2011年9月 5ヶ月 2012年1月 4ヶ月 9ヶ月 -13.10%
5 2020年2月 2020年3月 2ヶ月 2020年5月 2ヶ月 4ヶ月 -11.95%
6 2006年5月 2006年6月 2ヶ月 2006年9月 3ヶ月 5ヶ月 -11.39%
7 2012年4月 2012年5月 2ヶ月 2013年3月 10ヶ月 1年 -11.04%
8 2005年3月 2005年4月 2ヶ月 2005年7月 3ヶ月 5ヶ月 -10.59%
9 2019年5月 2019年5月 1ヶ月 2019年7月 2ヶ月 3ヶ月 -9.96%
10 2015年6月 2015年8月 3ヶ月 2015年10月 2ヶ月 5ヶ月 -8.65%
暴落要因 開始 終わり 情報技術セクタートップ10 S&P500
サブプライム危機 2007年11月 2009年3月 -47.55% -50.97%

米国情報技術セクターの騰落率

このようにして、リーマンショック、ITバブル後では情報技術セクターは大きく下落しました。

下落耐性の最も強い生活必需品セクターの下落が、リーマンショック時では-25%~-29%程度だったことから考えると、情報技術セクターの下落耐性は中程度です。

ちなみに、S&P500はリーマンショック時に-50%の下落で、その後高値更新まで4年10か月かかりました。

また、そのときの金融セクターは-74%の下落で、高値更新まで9年6か月かかっています。

 

6-1. 情報技術セクターは意外と売られる

情報技術セクターは、将来有望な銘柄が多いとはいえ、意外と暴落局面では売られます。

その理由としては、配当が極端に少なく、株価も下がるような銘柄を保有している意味が無くなるからです。

そもそも配当の無いセクターなので、値上がり益でしか儲けることはできません。

なので、要は値上がりをしないような銘柄を保有している意味がないといわけです。

しかし、アップルなど人気の銘柄は売られたとしてもすぐに回復する傾向があります。

 

 

情報技術セクターをポートフォリオに組み込む例

情報技術セクターをポートフォリオに組み込む例

情報技術セクターをポートフォリオに組み込む例です。

例えば、上記は私のポートフォリオのセクター割合になりますが、情報技術セクターの基本割合は10%になるようにしています。

保有しているのはセクターETFのVGTだけですが、VOOにも多く含まれているので実際は13%程度になると思います。

 

情報技術セクターの役割

情報技術セクターの役割としては、配当ではなく値上がり益重視になりますので、ポートフォリオ全体を大きく牽引する役割です。

また、情報技術セクターの他にも、ヘルスケアセクターも大きく値上がり益が狙えます。

なのでその2セクターは、値上がり益を重視したリターンで保有するといいです。

ヘルスケアは更に銘柄によっては高配当です。